「怪奇透明人間神戸に現る」透明人間現わる アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
怪奇透明人間神戸に現る
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「科学に善悪はありません。ただ、それを使う人の心によって、善ともなり、悪ともなるのです。」
メッセージ性抜群の日本初の大トリック映画をAmazonプライムのKADOKAWAシネマコレクションで観賞しました。日本初ってスゴい。まだ戦後4年目でもちろん白黒作品ですが、ここから日本の特撮が始まったんですね。特殊撮影はレジェンド円谷英二。円谷英二が「特撮」って単語を作る前なので大トリック映画と呼ばれていたみたいです(wikipedia 調べ)。
透明人間になると狂暴になるっていう設定は既にこの頃からあったんですね。透明人間の笑い声が特徴的なのですが、せっかく透明なんだから笑って自己アピールするのはダメでしょう。透明になると逆にかまって欲しくなるのでしょうか?終盤別人が顔を包帯でぐるぐる巻きにして透明人間に成り済まして博士を助けに行ったりするシーンは透明人間の特徴を上手く生かしたトリックだと思いました。
まだ戦後間もない頃なので神戸の風景が全然違います。高い建物が全くない!作品自体が面白いかどうかというよりは映画史の一部として観るのが正しい姿勢かなっと思いました。
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