劇場公開日 1953年11月3日

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「尾道も東京も変わったが、尾道は僕の世代でも見たことのある風景だった...」東京物語 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5尾道も東京も変わったが、尾道は僕の世代でも見たことのある風景だった...

2022年8月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

尾道も東京も変わったが、尾道は僕の世代でも見たことのある風景だった。大林宣彦監督の映画の影響だと思うが『転校生』『さびしんぼ』でこの映画のカットが使われていると思う。日頃から思っていたが、日本に於ける小津安二郎の継承者は大林宣彦監督だった様な気がする。少なくとも、松竹の山田洋◎監督ではないと思う。彼には弱者に対する愛がないと思う。貧困を扱うかおうとするとき、俯瞰した目で見つめ、そういうものを直そうとする。
彼の中に流れる価値観は『東大卒』でしかない。
この監督の後継者ではない。

マサシ
KENZO一級建築士事務所さんのコメント
2025年4月18日

 マサシさんへ
“山田洋◎論”と“ね”の間の“です”が抜けてしまい、失礼いたしました。

KENZO一級建築士事務所
KENZO一級建築士事務所さんのコメント
2025年4月18日

 マサシさんへ
共感ありがとうございます。
それにしてもなかなか厳しい“山田洋◎論”ね。
私には“東大卒”云々の点につきましては理解の及ばないところですが、また、彼の70歳台後半以降の作品には残念な想いを持っているものの、特に「息子」や「たそがれ清兵衛」等の作品を中心に、彼の人間としての優しさには大変感銘を受けており、私にとっては大切な映画監督の一人です。

KENZO一級建築士事務所
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