「教科書の後ろの方」東京裁判 にゃすさんの映画レビュー(感想・評価)
教科書の後ろの方
「戦争はどうして起きたのか、なぜ避けられなかったのか」
3学期の終わり頃にサラサラ〜っと教科書読むだけで終わらせていた部分を映像で観ることが出来た。
日本人であれば、年に何度か戦争について考えさせられるタイミングがあり、その都度最初に書いた疑問が頭をよぎる。
断片的に知っている事柄もあったが、それらがどのように関係してどう言う流れになって行ったのかこの映画で少しだけ整理が出来た。もちろん、全てがクリアになるわけでは当然ないのだけれど、これまで単なる悪人というイメージだった東條英機をひとりの人間として捉える事が出来たり、無実を主張する判事の存在があったり、新たな発見がいくつもあった。
戦争はどうして起きたのか、なぜ避けられなかったのか。教科書読ませるだけの授業がまだ続いているなら、若い人たちにこの映画を観せてあげたい。
そして戦争はまだ終わっていない。
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