劇場公開日 1984年12月15日

天国にいちばん近い島のレビュー・感想・評価

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2.0原作は森村桂

2022年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大林節全開の角川映画で、当時の若い女性に支持された森村桂が原作。
主人公(原田知世)は女子高生、父を亡くし、生前約束していた天国にいちばん近い島を求めて、ニューカレドニアに行く。
そこで日系三世の若者(高柳良一)と出会い・・・。
風光明媚とはここのことかな。

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いやよセブン

2.01984年の日本人ツアー旅行

2022年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

単純

幸せ

寝られる

本作はほぼ全編ニューカレドニアロケで作られた、いわばリゾート映画ですが、よく見てみると戦後、復興、高度成長、学生・空港闘争、これらがみな一息ついてしまって、でもまだのちにバブル景気云々と言われるほど日本産業・経済が過加速しているとは分かってなかった頃わずか数年間の日本の空気感がよく感じられる作品です。

当時“漢”のみの部活とバイクに没頭(こう書くとカッコいいな‥)していた頃の自分は見向きもしなかった(鑑賞するお金もなかった)ですが、若者の皆さんの間では結構話題となり(角川筆頭に雑誌・イベント影響力も巨大だった)、色々なものと原田知世が流行しました。

と、映画の中身ですが、長年の予想通り大したものはありません。役者さんは懸命に演じているしロケ先の風景とその画の構図は綺麗ですが、撮影の光の具合が平坦、音声がまるでラジオ朗読劇、台詞回しが大林演出を超えて単調で陳腐、そしてそれらを気にしてしまうと物語進行(それも文字通り“微妙”)にも集中できません。

ただコレを「南国リゾートホテルの豪華パンフレット」とか、「ゆるいラブストーリー仕立ての観光紹介ビデオ」と思って見ればそれなりに落ち着いて楽しめます… スミマセン大林監督、私はアンチではありません(「ねらわれた学園」とかはまあ酷かったけど)。

いくつかの意味でエポックメーキングだったことは事実な映画で、少し懐かしい気分にもなれて感謝の作品です。同時代以上の方々以外には多分全くワケ分からないレビューでスミマセン。

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keebirdz

3.0ここが、天国にいちばん近い島

2021年6月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

萌える

大林宣彦監督1984年の作品。

グズでドジでのろまな女子高生、万里。彼女は幼い頃、父が話してくれたニューカレドニア諸島の何処かにある“天国にいちばん近い島”に憧れていた。
父が急死し、彼女は決意する。ニューカレドニアの旅行ツアーに参加。“天国にいちばん近い島”を探しに…。

旅に出たのはいいものの、自分でツアーにはぐれたりとトラブル続き。
そんな時出会った人々。
非公認のガイド、深谷。ダンディーな大人の男性。峰岸サンがカッコいい!
戦争でニューカレドニアの海に散った夫に会いに来た老婦人。乙羽信子がさすが気高く。
現在で暮らす日系人三世青年、タロウ。高柳良一が好青年。お互い、仄かな感情を…。
メルヘン×ノスタルジックの中にも込められた反戦への訴え。
開幕やその音楽、深谷と老婦人に同行した女性エッセイストのロマンスは往年のハリウッド映画のよう。大林色、お遊びも。
異国の地での経験、出会いを経て、少女は上っていく。大人という階段を。

はっきり言って他愛ないストーリー。
“天国にいちばん近い島”も見ている内に、それが“場所”じゃない事も何となく察し付いた。
全てがご都合主義、予定調和。
でも、それでもいいのだ。
本作が映画主演3本目。原田知世の初々しい魅力まだまだたっぷり。彼女のアイドル映画でもある。
そして何より、誰もが絶対思う。行ってみたい。ニューカレドニアの美しい島々、海、空の風景。
これらを見て、癒されるだけでいいのだ。

劇中での印象的な台詞。
万里はニューカレドニアを天国のように憧れていた。
タロウはまだ行った事の無い日本を夢の国のように思っていた。
それぞれの国、住む人によって感じ方は違う。
この地球上に“天国にいちばん近い島”はあるのかな、と。
それとも、気付いてないだけで、今私たちが居る所が“天国にいちばん近い島”なのでは、と。

Wikipediaによると…
映画公開の翌1985年、ニューカレドニアはフランス植民地に対する独立運動が激化。撮影中も緊迫した雰囲気があったらしいが、作品にはそんな雰囲気は微塵も無く、酷評を浴びたという。
でも…
これが政治的なドラマだったら描いて当然。
しかし本作はあくまで一人の少女のメルヘンチックな自分探しの旅。そこに血生臭い政治色を入れたら作品がブレてしまう。
本作を見て当時、あまり馴染み無かったニューカレドニアへの旅行がブームになったという。
現地に着いて、独立運動に驚愕もしたであろう。
後の判断は個人に委ねる。
何が“天国にいちばん近い島”だ!? 怖くてもう来たくない!
そう思った人もいただろう。
でもその一方…
惨状を目の当たりにして、何か出来ないか。現地に着いて、初めてニューカレドニアの真実を知った。もっとよく“天国にいちばん近い島”を知りたい。
映画は時に、そんな事を教えてくれる。

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近大

3.0リアルタイムで観たかった少女

2020年2月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

萌える

私は小学生の時に原田知世と角川映画が大好きだったので、今作の角川フィルムストーリーも原田知世の写真集もレコードも持っていました。残念ながら、リアルタイムで鑑賞できなかったのですが、35年後に満を持して鑑賞。ニューカレドニアでの少女の成長ストーリーがなかなかぶっ飛んでいて、楽しめました。私の少女時代に妄想していた内容とイメージがやや違っていました。

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ミカ

3.0以後ニューカレドニアに行ってみたいと思いつつ果たせていない

2019年7月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

正直原田知世よりニューカレドニアの美しさが記憶に残る。

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なお

2.028年前のアイドル映画かな

2013年11月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

寝られる

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としぱぱ