DOA DEAD OR ALIVE 犯罪者のレビュー・感想・評価
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世紀末の映画界を焼き尽くした迷作
本当の20世紀最後の年は『西暦2000年』なのですが、字面としては『西暦1999年』の方がよっぽど世紀末を感じる気がしないでしょうか?
そんな世紀末感に煽られてか1999年公開映画のラインナップはかなり濃いです。
ファイトクラブ、ブレイド、マトリックス、スターウォーズEP1にガメラ3。
ポケモンはルギア爆誕、コナンは世紀末の魔術師、そしてジブリはとなりの山田君です。
大島渚やスタンリー・キューブリックの遺作となった作品が公開されたのも全部この年で、そんな異様な1999年の11月末に公開されたのが本作です。
いきなり画面に映し出される主演二人が「1・2、1・2・3・4」とカウントを取り、始まるオープニング。正直その数分間のオープニングの余韻で最後まで観てしまえる映画です。
オープニングがおわると、主演二人が生きる暗澹とした世界が静かに描かれ、時折イキリ中学生的なセンスのエログロユーモアが挟まり、作っている途中でなんかイヤな事でもあったんかな?と思わせるラスト。
こう書くとすっごく詰まんなそうですが、新宿歌舞伎町や横浜中華街と、確かに日本が舞台のはずなのに、どこか異国感が漂う無国籍な作品世界。
そんな世界観の中、各々のシーンで強烈な印象を残すキャラクター達のおかげでダレることなく最後まで行けます。
ラリッて殺されるだけの大杉漣、昼行燈の警察署長 平泉成、汚職刑事の本田博太郎、チャイニーズマフィアの鶴見辰吾、情報屋のダンカン、吃音の小沢仁志、変態趣味やくざの石橋蓮司、子煩悩刑事の寺島進とその子供・井上ユウキ5才!!などなど、主演の2人以外は登場シーンも台詞も本当に大した量じゃないのに、役者陣がみんないい味出しています。(竹内力も存在感があるだけでたいして台詞ありません!)
北野武のアウトレイジにあれだけの面子が揃うのは分かるのですが、たかだかキャリア4~5年目の監督がよくぞこれだけの役者陣の個性をまとめあげたなと。(この企画を当時の三池崇史に回した制作側も凄いと思うけど)
事実この作品以降、三池監督はNHKで特集が組まれるなど一躍時代の寵児となり、すっかり売れっ子になりました。それが『きた仕事は全て請ける』という三池監督と、我々映画ファンにとっていい結果だったかは別ですが、とにかく当時の監督の特異な才能を確認できる作品です。
確かに幅広い層にウケるような作品ではないので、無条件で人に勧められはしませんが、
当時レンタルビデオで借りてきた時はレンタル期間中に何度も繰り返し鑑賞しました。
個人的にこんな風に短期間で繰り返し見た映画は他に『狂い咲きサンダーロード』と『ファントム・オブ・パラダイス』ですが、変にクセになる何かがある映画です。
決めた!俺はワンとツー、どっちも
DVD買う事にしたぞ!❕
てか監督の何を知ってんの?視聴者は笑。
というよりそもそも視聴者に合わす必要あるの?。
監督が作りたいものを作りたいように作ったら宜しいがな笑。
なーに言ってんだか全く笑
俺だって2の小さい人が撃たれた時のふざけた演出はムカついたし三池さんの人格をというか軽蔑したけど、ネットには書かない、だって嫌だったら見なければいいし作る人の勝手だからどういう風につくろうと✌️
まあ最後はクリリンぐらい登場させてほしかったかな✋
とても不愉快に感じた
3/2ぐらいはとてもマトモなストーリーなのに…
なんかさ、酔っ払ったパリピーに「いいじゃん!ノリだよノリ」とか言われて頭から水ぶっかけられた気分。
凄く失礼で無粋な映画でしたね。
この作品で三池崇史大嫌いになりましたわ!
三池×哀川×竹内=見る者の予想と常識を覆す
三池崇史×哀川翔×竹内力
この面子だけでも凄い。
面子だけかと思いきや、内容も凄い。
途中までは、哀川演じる刑事と竹内演じる中国残留孤児3世のバイオレンス・アクションなのだが(ここまではある程度予想出来たが)、ラストは見る者の予想と常識を覆す。
このブッ飛んだ展開には、自分は何て凡人なのだろうと思い知らされた。
三池崇史が、哀川翔と竹内力のバトルを最強の形で実現させた、というしかない。
「2」と「FINAL」はさらにブッ飛ぶらしく、末恐ろしい…。
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