椿姫（1988）のレビュー・感想・評価

正司歌江さん
かしまし娘の長女
2024年1月19日老衰のため大阪府の自宅にて94歳で他界
タクシーの客として2人の妹と共に出演
ちょい役だが楽器なくともかしまし娘

初鑑賞
監督と脚本は『俺たちの交響楽』の朝間義隆
脚本は他に寅さんシリーズの山田洋次

リサイタルのため東京から釧路を目指したオペラ歌手水原智恵子と弟子の美紀だったが濃霧のため飛行機は女満別空港に着陸した
リサイタルのスタッフに依頼され地元のタクシー運転手千厩格次郎は2人を釧路まで送ることになった
女満別空港から釧路市中心部まで車でおよそ2時間半
格次郎は美紀にせがまれ2人にかつて恋した芸者小雪について思い出を聞かせる話

兄福太郎には娘1人息子1人の妻帯者
弟格次郎にも娘1人息子一人いるが妻に逃げられた
兄に度々見合いの世話をしてもらうが結婚にはうんざりしていた
そんな折タクシー会社の宴会で芸者小雪と出会い親しくなる
2人はやがて恋仲になる

すまけいがコメディーリリーフとして好演

肺結核で亡くなったと思いきや生きていた
椿姫もカルメンも人魚姫も最後は死ぬから良いんだよね
「だってお前はまだ生きてるじゃないか！」
でも山田洋次作品に悲劇は似合わない
これはこれで良い
でも美紀じゃないけど涙こぼして損しちゃった
−星1つ

配役
かつてはオペラ歌手を目指した売れっ子芸者の小雪に松坂慶子
留萌生まれ札幌育ちで今では大空町でタクシーの運転手をしている千厩格次郎に加藤健一
秋山恵美子の弟子で18歳までアメリカ育ちの酒井美紀に秋吉満ちる
福太郎の妻の昌江に宮下順子
水原智恵子釧路リサイタルのスタッフとして格次郎に仕事を依頼する遠山に鈴木ヒロミツ
格次郎が札幌でタクシーの運転手をしていた頃の同僚の鎌田に石倉三郎
得意先と寝ることを芸者小雪にしつこく依頼する会社経営者の川島伸之介に大滝秀治
格次郎の兄で寿司屋を営む寿司職人の千厩福太郎にすまけい
オペラ歌手の水原智恵子に秋山恵美子
子分三人と観光旅行のヤクザに八名信夫
観光旅行の3人組にかしまし娘

オペラ【椿姫】をモチーフに、バツイチの真面目なタクシー運転手とナンバーワン芸者の恋愛を描いた作品。

「松坂慶子」がイイのよ〜
そりゃ好きになっちゃうよね。
久々の視聴に、いろいろ伏線があるのを発見。
やっぱ良いなぁ…
泣いちゃった｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡