血を吸う薔薇のレビュー・感想・評価
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胸元に咬みつく吸血鬼
「血を吸う」シリーズ第3弾。前作の吸血鬼である岸田森がそのまま同じような役を演じている。ついでに言えば、わきキャラの二見忠雄が不気味な駅長を演じている。
八ヶ岳山麓にある女子大が舞台となっているため、多少のお色気シーンあり。何しろ、吸血鬼は首ではなく胸元に咬みつくために、どうしても胸が露わに・・・と、すけべなお父さん向けにもなっていた。
モチーフとなる白バラから真っ赤なバラへと変化を遂げる様子や、終盤のグロテスクな特殊メイクに力を注いでいて、霧がかかった湖畔の幻想的な部分で怪奇効果を増幅しているのです。ただ、前作よりもストーリーが弱い。山の中なのに違和感のある台詞「近くの漁港」が気になってしょうがないのだ。
眉間のホクロがセクシーさを醸し出す望月真理子もよかったし、投げられてばかりの黒沢年雄もいい。校医役の田中邦衛もよかった。
☆☆☆★★ 鑑賞前にググったら、スタッフの多くは『ゴジラ』や『モス...
☆☆☆★★
鑑賞前にググったら、スタッフの多くは『ゴジラ』や『モスラ』を始め。『エスパイ』『さよならジュピター』『連合艦隊』と言った、東宝特撮路線の精鋭が多いのを知る。
その中で助監督が小栗康平だったりするのが夏の夜の幻か(゚ω゚)
そして、シリーズ第3作目との事だが。製作に辺り、アメリカで『エクソシスト』が大ヒットしていた為(『エクソシスト』は日本公開まで1年近いタイムラグが有った)「これからは恐怖映画だ!」の考え方でゴーサインが出たらしいσ(^_^;)
さて作品は…と言うと。これはホラー映画と言うよりも、まさに【恐怖映画】又は【怪奇映画】が相応しい(^^)
基本8割は吸血鬼映画で、残りの2割くらいがゾンビ映画らしき匂いがする出来上がり。
当時のゾンビ映画は、まだ知る人ぞ知る…とゆう存在だったであろうから、今だったらもっとゾンビ映画の方へ舵を取りそうな内容。
さて、さて、さて! もう1つ…さてっと!
何は無くても…。
岸田森最高!
もうその一言に尽きる(*´ω`*)
結構ホラー演出ど真ん中なんだけど。
振り向いたら〜〜〜〜〜〜〜!
岸田森が〜〜〜〜〜〜〜ど〜〜〜〜〜ん!
もう1度〜〜〜〜振り向いたら〜〜〜!
岸田森が〜〜〜〜〜〜〜ど〜〜〜〜〜ん!
がお〜〜〜〜〜! なのである( ^ω^ )
かなりインパクトが強いから、正直2回くらいビクッとしたわ(笑)
台詞で「毎年1人…」と言っておきながら、立て続けに襲って来たり…と、細かく重箱の隅を突っつけば幾らでもおかしなところが多いんですが…。
もう岸田森の「がお〜!」でどうでも良くなってしまうのだ(笑)
若い女学生が襲われるので、多少はお色気有り。
吸血鬼なのに首に噛み付くのでは無く、胸に噛み付くのが素敵だ(╹◡╹)♡
しかしそこはやはり世界の【TOHO】なので有ります。これがもしも東映ピンキー路線だったならば、そこは躊躇無く胸をバサーつ!とはだけさせ。あまつさえ女の子の下半身を…(以後自粛)
女子学生の1人に見覚えある顔だったのだが、ググったら阿川泰子だった∑(゚Д゚)
それと、話の発端になる若い女の子は竹井みどりだった。スクリーンに映るのはほんの一瞬だったが、やっぱり可愛いなあ❤️
(2017年8月10日 国立近代美術館フィルムセンター大ホール)
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