「胸元に咬みつく吸血鬼」血を吸う薔薇 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
胸元に咬みつく吸血鬼
「血を吸う」シリーズ第3弾。前作の吸血鬼である岸田森がそのまま同じような役を演じている。ついでに言えば、わきキャラの二見忠雄が不気味な駅長を演じている。
八ヶ岳山麓にある女子大が舞台となっているため、多少のお色気シーンあり。何しろ、吸血鬼は首ではなく胸元に咬みつくために、どうしても胸が露わに・・・と、すけべなお父さん向けにもなっていた。
モチーフとなる白バラから真っ赤なバラへと変化を遂げる様子や、終盤のグロテスクな特殊メイクに力を注いでいて、霧がかかった湖畔の幻想的な部分で怪奇効果を増幅しているのです。ただ、前作よりもストーリーが弱い。山の中なのに違和感のある台詞「近くの漁港」が気になってしょうがないのだ。
眉間のホクロがセクシーさを醸し出す望月真理子もよかったし、投げられてばかりの黒沢年雄もいい。校医役の田中邦衛もよかった。
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