「いやぁ、やっぱり黄金期の角川映画は本当に面白い!!」探偵物語(1983) Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
いやぁ、やっぱり黄金期の角川映画は本当に面白い!!
初公開時の1983年は中学生でした
当時の自分からすると薬師丸ひろ子さんって大して可愛くもなく、地味なんだけど話題作や大作に出てて、子供ながら何が魅力なんだろうと疑問に思ってましたが、自分が大人になってこの頃の作品を観るとすごく美人だったり可愛かったりで魅力たっぷりな女性というのを再認識させられます
初公開時は大林宣彦監督で原田知世さん主演の かの名作『時をかける少女』との2本立てだったのも印象深く残っています
金持ちの女子大生のお嬢様を元気いっぱいで少々やんちゃに演じる薬師丸さんがすごく爽やかで好感が持てて、観ていてとても気持ちが良かった
そして狂気やシリアスさを封じたちょっと頼りなさげな探偵(大人)を演じる松田優作さんもメチャクチャ良いです、優作さんはやっぱりカッコいいなとしみじみ思いました
今考えるとこの2人の共演っていうのが凄すぎますね
女優さんのヌードや濡れ場が当たり前の様に出てきたり、財津一郎さんが指を詰める生々しいバイオレンスシーン、そしてスマホの無い時代はどこに電話にするにも公衆電話、などこの頃の風俗を色濃く写したムダな(笑)描写も多く、“ザ・昭和の映画”といったテイストが存分に味わえるのも楽しかったです
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