「ヤクザの妄想」弾丸ランナー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤクザの妄想
安田(田口)は武田(堤)から拳銃を仕入れ、相沢は武田からシャブを買っていたが金払いが滞っていた。3すくみの構図にプラスして、ヤクザの抗争がからみ、ある刑事が銃を無くしたことも絡んで、人間関係が絡みすぎの様相を呈している。
料理人として厨房でも馬鹿にされ、恋人にも振られた男。ヤクザの兄貴と組長を救えなかった自責の念を感ずる男。ヤクを止められなくて悩む男。3人それぞれが走るが、途中、ランニングハイになってどうでもよくなってくる。かなりコミカルで、ブラックユーモアたっぷり。爽快感あふれるとまではいかないけど、十分楽しめた。
もったいないと思うのは、通りすがりの主婦を殺してしまったことや、ヤクザ側の妄想まで取りいれてしまったこと。もっと3人中心のストーリーにすれば完璧だろう。
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