タスマニア物語

劇場公開日:

解説

オーストラリアの雄大なタスマニア島を舞台に、その美しい自然に生きる父と子の心の対話を描く。脚本は「自由な女神たち」の金子成人が執筆。監督は「あ・うん」の降旗康男。撮影は「家族輪舞曲」の林淳一郎がそれぞれ担当。

1990年製作/110分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1990年7月21日

ストーリー

小学六年生の正一は小学校最後の春休みを利用して父の住むオーストラリアに向う。だが、一流商社に勤めているはずの父栄二は、今では会社を辞めて南の島タスマニアに住んでいるというのだ。とりあえずシドニーの町を見物していた正一は、そこで実という少年に出会う。複雑な家庭事情があり、家出してきたばかりという実に正一は親しみを感じる。そんな時平島直子と名乗る女が二人の前に現われ、正一と実を栄二のもとへ案内するのだった。しかしそこで正一と再会した栄二は、タスマニアの自然保護運動に参加して、幻の動物タスマニアタイガーを追っていた。そんないるのかいないのかもわからないタスマニアタイガーを追うことで頭が一杯になって、少しはみ出した行動をする栄二に疑問を抱き、反発してしまう正一だったが、いつしかそんな栄二の姿に頼もしさを感じるようになるのだった。そして、遂に春休みも終りに近づいた頃、正一は栄二と共にタスマニアタイガーを探しに出る。一晩中ねばる正一と栄二。夜が明け、森林をさまよった正一は、そこで朝日を背にしているタスマニアタイガーを見るのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第14回 日本アカデミー賞(1991年)

ノミネート

音楽賞 久石譲
話題賞 作品部門/俳優部門 薬師丸ひろ子
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映画レビュー

2.5イメージが違う田中邦衛

2022年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

田中邦衛扮する川野栄二は、シドニーの商社を辞めてタスマニアにいたが、息子が知らずにシドニーに来たため薬師丸ひろ子扮する平島直子が父親のところへ車で連れて行く事になった。栄二はタスマニアの自然を守る事を訴えていた。
平島直子がやたら栄二に対して説教じみて言いたい事言ってるね。それにしても栄二役が田中邦衛なのかな? 商社マンから自然保護へ行く役にはイメージが違う様な気がするけどね。それに子供たちが勝手すぎるな。親子問題をタスマニアで語らなくてもいいんじゃない。タスマニア的なところはウオンバットとタスマニアデビルだけだったな。

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重

3.0タスマニア島

2022年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

母が亡くなり、離婚している父親(田中邦衛)の住むオーストラリアに来た少年が主人公。
ところが父は会社を辞めてタスマニア島に行ったとのこと。
途方に暮れた少年は日本人の少年と知り合い、同じく日本人の女性(薬師丸ひろ子)と親しくなる。
タスマニア島に渡った少年は、父が自然環境保護の活動をしていることを知る。
タスマニアの自然が素晴らしい。

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いやよセブン

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