「「それはおかしいのでは」と突っ込もうと思ったら」大誘拐 RAINBOW KIDS La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
「それはおかしいのでは」と突っ込もうと思ったら
岡本喜八 生誕百周年記念プロジェクト - その12 しんゆり映画祭 - その6
若いチンピラ3人に誘拐された山林王のおばあちゃんがいつしか誘拐犯の上に立ち、自身の誘拐事件を振り回し始めるというお話。コメディだから「そんなバカな」と言う展開もあるが、「それにしても、そこはおかしいんじゃない?」と突っ込もうと思ってたら、「な~るほど、そう来るのか」とまんまと裏をかかれた。岡本監督の軽快な展開だからこそ生きるバカバカしさと戦争への怒り。
上映後の春日太一さんのお話は、本作を日本映画史と岡本喜八個人史の繋がりの中で論じられ非常に分かり易く、安定の面白さとお得感。
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