逮捕しちゃうぞ the MOVIE
劇場公開日:1999年4月24日
解説
大都市・東京にふりかかったテロによる危機を、墨東署に勤務する交通課のお騒がせ婦人警官コンビが解決するアクションとコメディ満載のポリス・アニメーション。監督は、本作のテレビ・シリーズを手がけてきた西村純二。藤島康介による同名人気コミックを基に、十川誠志が脚本を執筆。撮影を吉田光伸が担当している。声の出演に、「SPRIGGAN」の玉川紗己子と「キューティーハニーF」の平松晶子。
1999年製作/90分/日本
配給:東映
劇場公開日:1999年4月24日
ストーリー
墨東署管内の工場跡地で発見された不発弾の処理作業で大規模な交通規制が敷かれる中、放置自動車のトランクから多数の銃器が押収された。その翌日、それぞれに別機関で研修を終えた夏実と美幸が墨東署に復帰。早速、愛車のミニパト・Todayを駆ってパトロールに出かけるが、錦糸町駅前で信号機故障に出くわしてしまう。実は何者かが信号機の制御システムに侵入したことが判明し、復帰早々ふたりは大忙し。その上、休む間もなく銃の取引の情報が入り、ふたりもその捜査にかりだされるのだった。お陰で犯人は逮捕。多数の銃器と一枚のMOディスクが押収された。ところが次の日、今回の事件のことで課長が本庁からやってきた蟻塚警視正に取り調べを受けることになってしまった。果たして、信号機事故と密輸組織、そして課長との間になんの関連性があるのか? 実は、本庁では2年前に対テロ用のマニュアル「警視庁所轄襲撃要項」、通称・蜂一号・を作成した後に姿をくらました江本警部が、裏で今回の事件の糸を引いていると睨んでおり、江本警部の無二の親友であった課長が彼と秘かに接触しているのではかいかと疑われたのである。課長は断固としてそれを否定するも、留置所に入れられるハメに。そんな折、一本の予告電話が墨東署に入った。声の主は隅田川にかかる エを爆破すると言い、電話が嘘でない証拠に桜橋を爆破した。隅田川にかかる橋は鉄橋や高速道路を含めて約20本。橋桁から爆発物を探し出す為に、墨東署職員に出動の命令が下る。ところが、それは密輸組織の陽動作戦だったのである。彼らは、手薄になった墨東署から先日押収された銃器と蜂一号をバージョン・アップさせた経済テロ用マニュアル・蜂一号改・が入力されたMOディスクを奪い返そうとしたのだ。墨東署に潜入を開始した密輸組織に、残っていた交通課の婦警たちは美幸の隠し持っていたエアガンで応戦。だが、健闘空しくディスクは持ち去られてしまう。しかし、それで諦めないのが夏実と美幸。桜橋から戻ってきたふたりは、犯人たちの追跡を開始。船や地下鉄で逃げる犯人たちを追って、隅田川に東京へリポートに大捕物を展開し、見事、密輸組織逮捕に成功する。ところで、今回の事件は全て江本警部が仕組んだことだった。彼は、上層部に封印されてしまった腹いせに蜂一号の素晴らしさを実証すべく、警察と密輸組織の両方を手玉に取り、ゲーム感覚で今回の事件を起こしたのだ。東京タワーの展望室で江本と再会した課長。彼を前に、江本は全てを自白し飛び降り自殺を図る。しかし間一髪、駆けつけた夏実たちに逮捕されるのであった。こうして、事件は一件落着。その夜、墨東署の交通課の面々は、ちょっぴり遅い夏実と美幸の復帰パーティで盛り上がるのであった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- 西村純二
- 演出
- 守岡博
- 脚本
- 十川誠志
- 原作
- 藤島康介
- エグゼクティブプロデューサー
- 滝本裕雄
- 企画
- 濱名一哉
- 川城和実
- 企画協力
- 渡辺協
- 吉田昌平
- 植田博樹
- 製作
- 児玉守弘
- 渡辺繁
- 高岩淡
- 長谷川洋
- プロデューサー
- 源生哲雄
- 松本健
- 野口和紀
- レイアウト監修
- 渡辺純央
- キャラクター・デザイン
- 中嶋敦子
- メカニックデザイン
- 村田俊治
- 作画監督
- 中嶋敦子
- メカ作画監督
- 水村良男
- 撮影監督
- 吉田光伸
- 撮影
- ティ・ニシムラ
- 美術監督
- 吉原俊一郎
- 美術設定
- 加藤浩
- 平澤晃弘
- 塩澤良憲
- 村山衣絵
- 服部由美子
- 音楽
- 川井憲次
- 音楽プロデューサー
- 野崎圭一
- 主題歌
- NITRO
- 録音
- はたしょう二
- サウンドデザイン
- 山田稔
- 音響監督
- 鶴岡陽太
- 編集
- 坂本雅紀
- 森田編集室
- 制作担当
- 松田桂一
- 特殊効果
- さいとうたけし
- 上原将一
- デジタルワークス
- め組
- 色彩設計
- もちだたけし