劇場公開日 1959年4月28日

大菩薩峠 完結篇(1959)のレビュー・感想・評価

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3.5内田吐夢監督の演出意図は?

2025年4月26日
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鑑賞方法:VOD

大菩薩峠完結編1959

主演、片岡千恵蔵、東映カラー作品
完結編1961は主演市川雷蔵のほうなのでお間違えなく
舞台は因果は巡る糸車で第一部の大菩薩峠の麓の村に戻ります
机龍之介が神尾主膳の配下を槍で
倒すシーンは時代劇屈指の殺陣だと有名だそうですが、呆気なさすぎでした

完結編まで見通して思うのは内田吐夢監督の意図は主人公 机龍之介はもしかしたら戦前の大日本帝国のことであると演出されていると思えてきました
斬りたいから斬った
そんな男が結局 敗戦という失明の境遇となる
これからどのように生きて流れていくのか?
即ち机龍之介をして過去の反省と
彼の捨てた息子郁太郎を日本の将来になぞらえて想いをめぐらせる
そういう映画だったのかもしれません

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あき240
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