「千利休没後四百年記念作品‼️」千利休 本覺坊遺文 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
千利休没後四百年記念作品‼️
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わが憧れの三船さんは黒澤明監督、稲垣浩監督、岡本喜八監督とともに、熊井啓監督ともコンビでたくさん作品を撮っておられますが、私は今作が一番好きですね‼️千利休を題材とした映画でも最高の作品だと思います‼️利休が秀吉に命じられて切腹してから27年、愛弟子の本覺坊と、茶人である織田有楽斎が利休の死の真相を探ろうとする・・・‼️利休、秀吉、そして古田織部、山上宗二といった当時の有名茶人たちの心理と行動を、本覺坊と有楽斎が推理小説みたいに解明していく面白さ‼️三船さんの豪快な利休、加藤剛、芦田伸介、上條恒彦、錦之介さんら豪華な出演者も作品の格を高めてるし、暗く古風な映像も作品を格調高くしてると思います‼️権力とは無縁の茶道を極めた利休‼️しかし真相は秀吉の権力を利用して茶の道を広めたという矛盾‼️秀吉から切腹を命じられ、自らの命が果てることで、やっと利休の茶道が完成するという究極にストイックな茶道‼️演じる三船さんの苦悩と決意の利休‼️さすがは三船さん‼️そして錦之介さんの有楽斎‼️利休の死の謎を追い、自らも死の淵でその答えを見つけ、利休の切腹に合わせて自らも幻の切腹をして果てるシーンはホントに素晴らしい‼️三船さんと錦之介さん、W主演ですね‼️生と死、愛と志というものが、男だけの厳粛な世界観の中で描かれ、茶の道のようにシンプルな傑作です‼️
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