戦争と人間のレビュー・感想・評価
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その時代の空気感が見事
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張作霖爆殺事件や満洲事変を引き起こす関東軍の確信犯的なイケイケ感。そして、関東軍と癒着する新興財閥、その財閥の下請け?として殺人も請け負う仕事人達、満洲という新興地で善悪超えて蠢く日本人、中国人、朝鮮人のエネルギッシュな姿が見事に、ある意味魅了的に描かれていた。
正真正銘のオールスターキャストだが、特に芦田伸介の財閥・満洲トップの冷徹さと凄み、三國連太郎の殺し屋の悪の魅力、高橋悦史の財閥御曹子の横暴さとボンクラぶりが特に印象に残った。
あの関東軍の過信から来る全能感が、第二次世界大戦をもたらした元凶ということであろうが、今の中国軍も多分その様な感じなのであろうか。満州事変を起こした張本人石原莞爾は、この映画の中でも秘めたる自信に満ち満ちて、魅力的な人物に思えてしまう。事実も多分そうなのであろう、そこのところが自分も含めた人間の感性の怖いところである。
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日本軍は悪い。中国、朝鮮は悲劇。すり込み映画。
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日本軍は悪い。日本の企業も悪い。
日本の庶民や、中国は犠牲者。
まったくの左翼系洗脳映画。
これ、今だから情報で裏がとれるので、矛盾とか、至った背景とかわかるのですが、公開当時にこれを見た人は、完全に洗脳されちゃいますね。という映画です。
吉永小百合のラブシーンが見れる貴重な映画でもあります。
岸田今日子もお風呂シーンもあり。
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