「ペンはドスよりも強し」正義だ!味方だ!全員集合!! kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ペンはドスよりも強し
暴力団におびやかされる商店街。港の方では恵(榊原るみ)と加藤ヒデオ(茶)たちが正義のヒーロー“ゴリレンジャー”の人形劇をやっていて子供たちに人気だった。広告店(チンドン屋)が倒産となってしまった錨と仲本は、商店街に対してミニコミ誌を作って暴力を追放しようと呼びかけるのだが・・・
前作に比べると、かなりまとまったストーリー。警官になったと広島にいる母親に嘘をついていたため、がらいったんは自殺まで図った加藤。人形劇に身を入れる加藤は、睡眠薬を飲むと劇画の才能を発揮し、そのゴリレンジャーの劇画がタウン誌に発表されるや否や、商店街のみならず出版社にも評判が届く。しかし、突然の母の訪問に慌てふためく。
この作品でも志村けんは目立たない警官役。嘘をつきとおすかどうか、悪い人にもいい心、良い人の中にも悪い心などという母親(園佳也子)の言葉もいいけど、全体的にことわざを散りばめているのも良い。
ドタバタというより、終盤には無声映画のチャップリンさえ彷彿させる演出が光っていたように思います。人情ものとしてはいまいちながら、榊原るみの可憐さ、キャンディーズの3人がとても良かった。全員集合を思い出すシーンも多々あり。
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