「か・ん・ぺ・き!」セーラー服と機関銃 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
か・ん・ぺ・き!
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と、何度かTVで見てたけど、今回はwowow放送の完璧版。19分ほど長い、131分。
長澤まさみと堤真一が出演するTV版ドラマが始まった。「か・い・か・ん」という流行語も生み出した本作であるが、序盤に出てくる「あ・そ・こ」もいい!(校門に黒ずくめの男たちが並んでる方を指さして)。
松の木組との抗争が悪化したと思われる中、機関銃を撃ちこまれたり、組員の一人が殺されたり、4代目となった泉が単身乗り込んだり・・・普通の女の子が簡単に復讐心を持つようになるには展開が安直すぎる。
序盤では滑りすぎのギャグ満載で徐々にシリアスになっていく。風祭ゆきと渡瀬恒彦の濃密なセックスシーン、三國連太郎の両足のない姿、コンクリ詰めにされそうになったり地雷の上で拷問される薬師丸ひろ子、見所はあるのですが、何にも面白くない。真っ当なヤクザだと正当化されるという描き方も何のことやら・・・所詮はアイドル映画だったってことかな。
ただ、この後の相米監督は徐々に上手さを発揮していくんだな~と感じられるショットは結構多い。
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