スリ(2000)のレビュー・感想・評価
全1件を表示
重度のアル中のスリの男海藤(原田芳雄)を取り巻く人々のヒューマンド...
クリックして本文を読む
重度のアル中のスリの男海藤(原田芳雄)を取り巻く人々のヒューマンドラマ。男が若い頃にアキラとレイという兄妹に出会い二人の育ての親となる。のちにアキラは窃盗ギャング集団のボスみたいな存在に。妹レイ(真野きりな)は保護犬の処理施設で働くが、電車の中で自分を触ってくる痴漢に対してスリを行っていた。その現場を目撃した一樹(柏原収史)がスリの師匠を紹介してくれと頼む。
話がいろいろ詰まってるんだけど、どれも停滞していて解決しない。このあとどうなったんだろうなばっかり。
海藤を執拗に追う刑事矢尾板(石橋蓮司)が海藤の身体を気遣ったり、自分から抜きとられた財布を見て笑顔をみせる場面などもあり、窃盗ギャングの取調べでも「スリっていうのはこんなナイフつかわねぇ、スリは指だけですげぇんだぜ」などの発言から、スリに対してどういう立ち位置なんだこの刑事は、と思った。
脱アルコール依存症の会の鈴子(風吹ジュン)が海藤に想いを寄せる話だけは消化していた。他はどうにもならない話ばかり。最後はギャング兄から海藤が手を潰されて終わる。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全1件を表示