「ひとつになりたい」THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ひとつになりたい
渚カヲルを死なせてしまった碇シンジは心を閉ざしてしまう。やがてNERVと決裂した“人類補完計画」をすすめるゼーレは本部を攻撃し始める。アスカは意識不明だったが、弐号機に放り込まれ、自然回復を待つことに。襲い掛かる羽根のあるエヴァシリーズ9体。活動限界まで3分半の間に倒さねばならないという危機的状況でアスカが復活して撃破したかのように思われたが、思わぬところから“ロンギヌスの槍”が・・・
TV版25話と26話の別バージョンではあるが、アクション満載の25話と、シンジの精神世界が描かれていて、大人向けのエロいシーンもある。綾波は何してるんだよ~と思っていると、ゲンドウにあちこちまさぐられてからリリスと一体化してしまう。
人間もリリスと呼ばれる生命体から生まれた第18の使徒だった?神のような存在となった綾波が巨大化して、結局はサードインパクトが起きてしまったということなのか。映像が気持ち悪いぞ!そして、人類は滅亡しても意識は残る。綾波とカヲルが一体化しちゃったぞ!どうするシンジ?!終盤には街並みだとか劇場の様子という実写が織り込まれ、これは過去か未来かと、いろいろ想像させられる。
その色んな想像の中で、シンジの妄想世界と実直なアスカ、未来をシンジに託すミサト、一体化したり液状化したりと忙しい綾波がそれぞれ個性をぶつけてくる。多分、シンジは綾波のことをプラトニックラブの対象、同志として助け合う存在としてとらえているのだろう。また、アスカは自慰のためのオカズとしてとらえ、精神的にSとMの関係を築きあげている。ミサトは母のイメージとして、性的対象にはしていない・・・だけでキスしてみたい関係。それにしても綾波との一体化はエロいけど、アンチATフィールドで液状化してるからなぁ・・・最後には海岸で倒れているシンジと左目を失った上に傷だらけのアスカ。ここから新しい世界が始まるのね(多分)。