新吾十番勝負 完結篇
劇場公開日:1960年4月16日
解説
朝日新聞連載川口松太郎原作の映画化、第三部に続く完結篇。原作者自身と中山文夫が脚色し、第三部の松田定次が監督し、川崎新太郎が撮影した。
1960年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1960年4月16日
ストーリー
新吾は四国にいるという武田一真を求めてまた旅に出た。途中、四国に向う便船の中で白沼半十郎という侍と知り合い、行をともにして金比羅権現まで来た。そこで、丸亀藩に追われる絵師・尾形乾山を助けた。城中で、藩の指南役佐々内蔵介と立合い、これを打ちすえた。西条の城に乾山の身をあずけた新吾は、そこでお縫に会った。お鯉の方の正式使者として迎えに来ていたのだ。新吾はお縫、半十郎と藩船で江戸へ向った。と、海賊船が襲った。江戸入りを阻止しようとする老中久世大和守の計略だった。小松島から再び船に乗ろうとする新吾に一人の娘がすがりついた。秋江といい、父の笹本卯三郎が藩の責任を一身に負って打首になるという。新吾は卯三郎を救ったが、これがかえって仇となり、追手に笹木親娘は討たれた。新吾は彼らを一人残らず斬ったが、胸の中には風が吹くばかりだ。大台ケ原に戻りひたすら剣の道にはげんだ。享保十二年、柳生但馬守の名をもって江戸城内で上覧試合を行う布告が出された。わが子恋しさに病いを発したお鯉の方、それを憂う吉宗公、その心中を察した老中酒井讃岐守の思案によるものだった。宿敵武田一真も柳生流を代表して出るというので、新吾は自源流代表剣士として試合に出ることになった。試合当日、父吉宗公、お鯉の方、お縫を前に新吾は一真と対した。比叡山頂で一真の剣に伏した恩師梅井多門先生の遺骸をダビにふしてから何年たったであろう。一真を前に新吾の木刀が上った--。
スタッフ・キャスト
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葵新吾大川橋蔵
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お鯉長谷川裕見子
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お縫大川恵子
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真崎備前守高松錦之助
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真崎庄三郎岡田英次
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武田一真月形龍之介
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酒井讃岐守宇佐美淳也
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多加(由紀)丘さとみ
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白沼半十郎(清水主馬)田中春男
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久世大和守進藤英太郎
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太田備中守明石潮
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柳生飛騨守北龍二
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由比三之助片岡栄二郎
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尾形乾山薄田研二
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鳥海堀正夫
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飯島作之進長島隆一
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宮部長助国一太郎
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水谷勘十郎月形哲之介
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佐々内蔵介小堀明男
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高井田勇蔵楠本健二
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加藤与四郎尾形伸之介
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蜂須賀吉武高島新太郎
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安富忠太夫市川小太夫
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北川頼母加賀邦男
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宮島喜八遠山恭二
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田中新兵衛上代悠司
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笹本卯三郎御橋公
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秋江花園ひろみ
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菅沼新左衛門有馬宏治
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権太大丸巌
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水野夕馬矢奈木邦二郎
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高木主水正水野浩
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宗武目黒祐樹
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吉宗大友柳太朗