「ラストの真冬の刑務所の廊下で凍えながら自分たちの時代が終わったと別れるシーンは印象的」仁義なき戦い 頂上作戦 矢萩久登さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの真冬の刑務所の廊下で凍えながら自分たちの時代が終わったと別れるシーンは印象的
新文芸坐さんにて『十一人の賊軍』公開記念として『仁義なき戦い』全5部一挙上映。
夜9時から翌6時半までの一挙オールナイト上映もありましたが、知命を迎えて徹夜する体力もなく朝10時から夜8時まで劇場に籠城いたしました。
『仁義なき戦い 頂上作戦』(1974)
第4部、実質的な最終作。
小池朝雄氏、松方弘樹氏が別役で再登場。松方氏は3度目。
第2部で強烈なインパクトを残した大友勝利が出所、千葉真一氏に替わって宍戸錠氏が演じてますが、宍戸氏も千葉氏に負けず劣らずの熱演。
神戸から九州まで巻き込んだ組織群像劇と警察組織のヤクザ組織の解体(頂上作戦)のストーリーが壮大でダイナミックでしたね。
ラストの真冬の刑務所の廊下で菅原文太氏と小林旭氏が凍えながら自分たちの時代が終わったと別れるシーンは切なくて印象的でしたね。
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