劇場公開日 1973年1月13日

仁義なき戦いのレビュー・感想・評価

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4.0劇場での初観賞

2014年5月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

公開時は子供だったが、テレビなどでかなりの話題になっていたのは覚えている。WOWOWの放送で観てはいたが、改めて劇場で観ると、製作陣の意気込みが感じ取れる作品だった。
手持ちカメラによるドキュメントタッチの演出手法はよく知られているところだが、菅原文太が初めて人を殺す場面の斜めの構図など、大胆な演出が随所に見られる。
腕を日本刀で切り落とす場面は、タランティーノがモロに影響を受けた部分だろう。

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kazz

4.0心に残る登場人物と名言の数々。

2014年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

非常に良かった。

冒頭に戦後の混乱期を描きつつ登場人物の紹介が延々と続くのですが。
正直な話、数が多く誰が誰やらという事で大いに混乱。
名前が覚えられないことで作品自体を楽しめないのでは、という不安があったのですが…心配無用でした。

上映時間99分という(現在では)比較的短めな尺の中で、多数の組や組員が登場して時代の変遷を追っていく。
序盤は混乱するものの、抗争を通して徐々に人物が絞られていく。
山守組を中心に描かれる中で主要な人物は登場し続けて各々の個性を存分に発揮。
役者陣の“顔力”も相まって鑑賞後は顔と名前、そして数々の名言が心に刻まれました。

特に心に残るのが菅原文太が演じる広能昌三。
本作の主役である彼は昔気質の性格で周りに好かれつつ利用される。
そんな彼が或る事を行う前夜に吐き出す「あとがないんじゃ、あとが…」。
そしてラストのあの台詞!!

その他、松方弘樹演じる坂井の神輿の例えや山守夫婦の夫婦泣き落とし芸 等々。
挙げていくとキリがない程に良い台詞に溢れていました。

登場人物が魅力的でかつ溢れる良い台詞。
血で血を洗う抗争の中描かれる漢達の絆と確執。
嫌が応にもアガるお馴染みの音楽。
他に何が要る?

「第二回 新・午前十時の映画祭」の上映作品として劇場で鑑賞出来て幸せでした。
東京での次回はTOHOシネマズ 六本木ヒルズ(8/9-22)だそうなので機会があれば是非。
オススメです。

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Opportunity Cost

3.5マジ世界に輸出すべき!

2014年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

各々が利害関係が渦巻く抗争劇の果てにこれでもかって位に人が死にまくる!
今のエクストリームな韓国映画のように(もちろん今の韓国映画が影響受けている部分があると思うが)出てくる漢は生命力に満ち満ちている。
こういう映画こそクールジャパンとして世界発信すべき!!
実際韓国映画やタランティーノが世界で評価されてるわけだし!!
不義理ばかりの内紛の中でも筋を通す菅原文太さん、梅宮辰夫さんは最高です!

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cani tsuyo

5.0永遠のマスターピース

2009年5月18日
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

リバイバルで鑑賞。邦画がまだ元気だった頃、いや、邦画が最後の灯火を見せていた時代に生まれた奇跡的な1本。

入念な取材と推敲を繰り返して笠原和夫が手掛けた脚本は、文句の付けどころがないし、時代を先駆けて手持ちカメラを用いた深作のダイナミックな演出も臨場感を生み出すことに成功している。そして、菅原文太を筆頭に、松方弘樹、梅宮辰夫、川谷拓三、田中邦衛、金子信雄、etc、とにかくイイ顔の役者陣が結集し、熱演しているので、グイグイとスクリーンに引き寄せられる。もしまだ観たことがない映画ファンがいるとしたら、すぐにでも観てもらいたい永遠のマスターピースだ。

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ダース平太