劇場公開日 1955年10月25日

次郎物語(1955)のレビュー・感想・評価

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3.5実母と乳母と継母と...  三人の母への気持ちに戸惑うセンチメンタルI・餓男映画

2023年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 昭和初期の文豪下村湖人による教育小説が原作で、映画化だけでも1941年・1955年・1960年・1987年の都合四回も制作されている名編。
 今回放映された1955年版は、昭和初期の旧家の次男坊を主人公に、三人の母との出会いと別れを通して少年期の成長と卒業を切り取ったジュブナイル的人情譚。
 既に"母子もの"という物語ジャンルが共感を得られず、少なくとも同時代的作品としては絶えて久しいわけですが、特に自分の世代としては少年期に毎年放映されていたアニメの世界名作劇場が懐かしく、今観ると一周廻って新しいとともに今世の作品には無いドラマツルギーが感じられてなかなかに意義深い作品でした。
 原作小説は未完のままに終わったということですが、幼少期よりお家の事情に振り回されてきた次郎が大人になるに際し、戦乱の中でより閉塞状況が強まったとしても来たるべき世代にはまたぞろお家の論理で縛るようなことはなかったと信じたいもので。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

4.0原作は下村湖人

2023年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

次郎には3人の母が居た。
病弱だったので田舎に預けられ、ばあや(望月優子)に育てられる。
元気になり、小学校に上る前に実家に引き取られ、実母(花井蘭子)や祖母に厳しく躾けられる。
実母が亡くなり、継母(木暮実千代)がやってくるが、馴染めずにいた。
子供の頃に見たような気がするが、全く覚えていなかった。
泣ける。

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いやよセブン