罠 THE TRAPのレビュー・感想・評価
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マイクとミッキー
前二作とは毛色の違うサイコスリラー、サスペンスの様相で犯人側を中心に演じる山口智子と永○正○だから興味深く飽きは来ない、杉本哲太は前作とは違う役で微妙にマイクとのバディ感が、神野の悪事は不問にされながら今回神父を演じた佐野史郎の末路、林海象が描きたかった本作でのジャンルが『私立探偵 濱マイク』シリーズに巧くハマっているかは若干の疑問がありながら!?
三部作を通してゲスな最低で救いようの無い悪徳刑事をブレずに演じた麿赤兒のキャラが相まって憎めない愛嬌を、一人二役の永瀬正敏が陰と陽をどちらでも巧みに演じる役者冥利に、一度は黄金町の横浜日劇に行きたかった、そしてジャック&ベティで本シリーズを見逃した後悔が残る。。。
さらば濱マイク
個人的にハマりに濱った濱マイクシリーズの最終篇は、前二作とは打って変わって、ガチのサイコサスペンスで作風も暗く不条理なドラマなんで面食らいます。好き嫌いのはっきりするところだけど、林海象監督は毎回趣向を変えているので、まあこれもありですね。同じ役者さんが前回とは違う役柄をヌケヌケとやっているのも、監督のカラーなのかな。犯人の分裂キャラもさることながら、ミッキーがマイクのダークサイドみたいで、実は存在しない人物のようにも解釈できます。ドラマ的に辻褄が合わない所も、意外な幕切れもあえて余白として残してあるような感じです。役者では、マイクとミッキー役の永瀬正敏や山口智子のダークな一面が見られたのが収穫です。仮面の男の声はどっかで聞いた声だと思ったら、さりげなく小日向文世でびっくり。
難しい…考察系…サイコスリラー
30周年記念4Kデジタルリマスター上映にて観賞。
濱マイクの映画3作目ですが、今回はサイコスリラー路線。
オープニングがホラーっぽいスリラーっぽいミステリアスな感じで、テンション上がって期待大。
不可思議な惑わされるような脚本に理解半ば混乱しながら観てたけど、
エンドロールが終わっても完全には謎が解けず…
解せぬ…と、モヤモヤしたまま消化不良で席を立ち、モヤモヤと考察しながら帰路に。
ポスターがヒッチコックっぽいけど、あの映画の影響あるよな…
佐野史郎さん、杉本哲太さん、が前作とは違う役で出てて混乱したんだけど、それも意味あるのかな?
モヤモヤするんで、もう1回リベンジ観賞しまーす✋
映画はストーリーなんてどうでもいい
と思わせてくれる映画でした。
結論から言うと、まったくわけがわからんまま終わってしまった映画でしたが、そんなことどうでもよくなりました。
おもしろかった!
とはいえ、やはり1作目が一番好きです。
やっと、三部作ラストが見れた~。
ずっと気になっていた濱マイク最後の映画、色々難点は有っても濱マイク映画の雰囲気は充分、主演者も贅沢でびっくりです物語はミステリーとして良く出来ているんだけど消化不足感が残念しかし、出演者の演技は目を見張る思い最近のイケメン揃いのお気軽邦画は見習ってほしい。
妹さんも大学に入学できてホッとしました。
そして、マイクも心優しい彼女ができよかった。
それにしても、
馬淵春子さんに、山口智子さん、上手でした。
発声に口跡が違うね。
台本の読みこなしが違うのだろう。
ストーリーは、
この三部作で最高に力の入った出来で、
テーマはやっぱりこの兄妹と同じマザコンです。
(^ω^)
「私立探偵濱マイク」シリーズ3部作の完結編。
横浜黄金町で女性ばかりを狙った猟奇殺人事件が連続して発生した。
遊園地の観覧車の中、動物園のベンチ、遊覧船の中と、さまざまな場所で殺害された被害者に共通するのは、
死化粧を施され、まるで着せ替え人形のように花柄のワンピースを着せられていたことだった。
まったく手かがりがない、この連続殺人事件の真相を追う濱マイクは、
事件に隠された異常な迷宮に次第に誘い込まれていく。
マイクの相棒・星野役の南原清隆をはじめ、宍戸錠、佐野史郎、杉本哲太、梶原善らレギュラー陣のほか、夏川結衣、山口智子、黒沢あすか、杉本彩、喜多嶋舞らが顔をそろえる。
2023年に濱マイク30周年記念企画として4Kリマスター版上映。
不思議だらけ
前作でやくざボスの右腕が刑事になって、探偵になってしまった不思議!
前作でやくざ議員だった人が神父に!
シリーズ最初に写真で出ていた安田成美は何処へ?
ミッキーとマイクの瓜二つに誰も触れない不思議!
ミッキーは結局どうしたのだろう…
三作目というよりスピンオフ
シリーズではなく単体映画として観てOKという人もいるけれど。
そもそも映画版濱マイクシリーズの枠組みは、横浜の闇で渦巻く暴力組織の抗争に様々な因縁があって巻き込まれた私立探偵濱マイクが、金も力もないけれど、仲間の力を借りて精一杯闘う、ってところにあったはず。
ところが本作では、一作目、二作目で暴力組織のトップを演じた佐野史郎と杉本哲太が全く違う役を演じている。すなわち前作を踏襲するつもりはありません、て宣言しているようなもの。麿赤児の暴力刑事は変わらず登場しているがややトーンダウンしているしね。
枠組みを外してまでやりたがったのはブライアン・デ・パルマ風のサイコミステリーということになるのだろうか。これも山口智子の奮闘でなんとか形にはなっているけれど肝心のマイクの「ダブル」がね。マイク・ハマーシリーズの原作者ミッキー・スピレインからとったミッキーって役名なんだろうけど、なんでマイクが自分の影なり鏡像と戦わなければならないのかの説得性がない。
撮影は全般に暗く観にくく、前作、前々作のような横浜の色々な場所が出てくるお楽しみもない。
まあこれはスピンオフドラマであり本編は前作までで終わっていると思うことにしました。
映画版濱マイク完結編
女性を狙った連続殺人が起きる横浜。私立探偵の濱マイクには恋人が出来るが、犯人の手はマイクの恋人に迫り…。
4Kリマスターで鑑賞。ゴリゴリのサイコスリラーとなった3作目には探偵仲間も大量に登場。有能すぎて時短にも寄与する探偵たちの仲間意識が熱い完結編でした。
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