劇場公開日 1979年9月15日

衝動殺人 息子よのレビュー・感想・評価

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4.0無言

2025年5月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

YouTube 松竹シネマPLUSシアターにて鑑賞

公開から50年は経っているのに、
悲しく残酷な行為が止まらない。
何故なのだろう?
被害者が悪い!なんて考えの人も減らない。
観ているうちに、些細な事の繰り返しでも、つまらない人生ではない。
大切な貴重な時間なのだと思う。

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七色姫

3.5これだけの個性をまとめる力を見せつけられた・・・・。

2025年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

難しい

この作品、極めて近年社会で起こっている歪をテーマにその被害者たちが立ち上がる様を半ドキュメンタリックに描いた力作だが、その登場人物たちに数多くのとんでもないクラスの俳優陣を配置し、それでいて監督の意図する画面と展開。を彩るパーツとしての役割に最大限の役者魂をぶつけて臨む子の木下恵介組のガバナンスの強さを、今の映画製作には見る事の出来の良きにつけ悪しきにつけての監督の作家性の強靭性をこの作品で改めて痛感させられた。
これだけの量の俳優陣達を惜しみなくつぎ込んで監督の意図するメロディを奏でる制作陣はさながら優れた演者で構成されたオーケストラを指揮するコンダクターさながらである。作品の意図する評とはかけ離れた見解になってるかもだが、昭和40年代までの監督たちの力量の凄さを再認識させられた作品であった。

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mark108hello

5.0この映画の頃から、なにか日本映画の中の空気が変わったように思えます

2022年7月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

さすがは木下惠介監督
67歳の作品であっても、確かな演出で淀みなくテーマが明確で少しのぶれも集中力の途切れもありません
若山富三郎と高峰秀子の演技力の高さも流石としか言いようがありません

高峰秀子はこれが映画引退作品となります
55歳でした
今の感覚ならまだまだ若いのにと思ってしまいます
彼女は2010年86歳で亡くなられました

木下監督は1998年に亡くなられました
奇しくも高峰秀子と同じ86歳でした

この映画の頃から、なにか日本映画の中の空気が変わったように思えます

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あき240

4.0無差別通り魔殺人への憤りが貫徹した愛とメッセージの結晶

2021年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

木下惠介監督の復活に拍手!
全盛期の映像美は無い。無差別通り魔殺人事件の社会問題に対する木下監督の憤りが、全編を通して貫かれ迷いがない。愛とメッセージの結晶。今日的なテーマを監督独自の叙情性と社会批評のバランスの上に表現した力作。主演若山富三郎の熱演と高峰秀子の秀演が作品の品格になる。

  1979年 12月9日  飯田橋佳作座

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Gustav

5.0・早い段階から現実に起こってることなんじゃないかという感覚になって...

2019年4月22日
iPhoneアプリから投稿

・早い段階から現実に起こってることなんじゃないかという感覚になってた
・題材からして当然だけど、事件や犯人より遺族について描かれる時間が長くて身近な出来事のよう
・とにかく富三郎のすごさを知った

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小鳩組