劇場公開日 1991年12月14日

12人の優しい日本人のレビュー・感想・評価

全69件中、1~20件目を表示

5.0メタメタに面白い

2025年3月25日
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鑑賞方法:VOD

笑えるし、アホらしいし、日本人をきちっと描きたいし。
という楽しめて考えられる上質な作品。画面がやや古さを感じさせるけど、近年のドアップ多発のものとは違って、全身が写りながら展開されるので無駄に疲れることがありません。

なにより展開の面白さでひきつけられます。

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まるのすけ

5.0爆裂おもろい

2025年3月13日
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笑える

楽しい

興奮

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mui

3.0古い映画

Kさん
2025年3月10日
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K

3.5名前がわからない

2025年3月6日
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鑑賞方法:VOD

殆どの役者の人の顔がわかるのですが豊悦以外の名前は分からず鑑賞しました。現場がないのに現場が再現され解決に向かう。なかなかスリリングな展開でした。最初はやや好き嫌いがでる作品ですが最後まで見ることをお勧めします。

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ワン

4.0事なかれ主義の悪い面を考えさせる作品

2025年3月2日
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殺人罪の有罪、無罪を議論する陪審員の会議を題材にした作品。
12人のそれぞれ個性が際立った人達。でも、それぞれが身近にいると思えるほど没個性の人達。

初めは、皆が早々にというか、さっさと結論出して終わらせたいというの思いから結論を出す。
でも、1人が違和感を感じ主張し、また別の1人がそれを覆し、また別の1人がそれを覆す。
これを繰り返して議論を前に進めさせる。

ずっと同じ会議室の画の中で、話題が二転三転していく流れには面白さを感じた。

ただ、異論を言う1人が出てこなければ、早々に終わり、事実に向き合わずに結論を出したことを想像すると、それぞれの者の無責任感があとに残る。

これは現実の社会にも起こることがあり、またよくあることだと考えると、怖さも感じた。
事なかれ主義の日本人の悪い面が見えた作品だと思う。

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おかず

3.5舞台で見たい

2025年3月1日
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鑑賞方法:VOD

舞台の映画化?三谷幸喜のこの頃の作品はそういった感じのものが多い。会話劇。でも面白く見れた。ほぼ1日かけて議論して、結局始めの意見と変わってないのよねぇ。本当のことはわからないけど、陪審員の責任の重さと、それに見合わない人たちの個々のキャラクターがおもしろい。実際もそういうことなのかな。

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いつこ

4.0演劇のよう

2025年2月22日
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まかの

4.5おもしろかった

2025年2月7日
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楽しい

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46

5.0内容もさることながら

2025年2月7日
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鑑賞方法:VOD

古い映画。一室で淡々と語り合う。

とにかく!

豊川悦司が若く男前過ぎた

いまも、いい歳のとり方をしてかっこいいけど

若い頃は飄々としてまた、それはそれでカッコいいな

裁判所の一室でタバコぱかすか!

昭和ちっくな部分も多く色々と楽しめました

こういう映画を

サンサン劇場でしっとりと観てみたい

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悠々同盟

4.0いまだからこそ…

2025年2月5日
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初めて見た三谷作品(監督ではないが)でした。
その時は三谷幸喜という名前も知らなくて、
その後、これもか!この作品もか!と
三谷幸喜の名前を目にするきっかけになりました。

三谷本人も大好きと公言する「怒れる」方と
比較するまでもなく本作も傑作。

2025年現在に久しぶりに見ると、
タバコや男女差別、コンプラなど
今では考えられない脚本ですが、
人間の本質は変わらず。
SNSを規制すべきか論争。
オールドVSニューメディア論争。
その裏に潜む…論争。

人は人の意見に左右されるもの。
思想を意図的につくりだすのは可能。
論破する側とされる側の問題ではない。
うまく伝えられないが、なんか違和感があるんだよなぁ。
という1号と3号のおばちゃんおじちゃんのように
「言葉にできない自分の違和感」に気づけるかどうか。
それこそがメディアと情報に溢れかえった現代で
生き抜くための人間の本質ではないか。

とか、そんなことを考える映画ではなく
笑って悩んで考えて、ただただ楽しむ。
そんな映画です。

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にゃろめ

3.0小気味良い作品が観たい時に

2025年1月2日
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鑑賞方法:VOD

笑える

なーんか小気味良い作品をさくっと観たいな。
と、思い10年以上前に鑑賞したことがあるこの作品を選びました。
小気味良いって実際どういう状態なのか言葉の意味ちゃんと調べてないけど。
ほんと小気味良いです笑
小気味良い=三谷作品
小気味良いって何回も書いちゃった。
お勧めできます。

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ともし

4.0【”情に流される日本人12人の陪審員が下した結論”陪審員たちが最初は大した考えもなく被告を無罪と考えるも次々に提示される推論に振り回され、考えが二転三転する様をコミカルに描いた作品。】

2024年7月12日
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鑑賞方法:VOD

笑える

知的

幸せ

■ある殺人事件の審議のために12人の陪審員が集められた。
 被告が若くて苦労している子持ちの美人であることから、陪審員全員が無罪の決を出し、審議は早々に終了するかに見えた。
 しかし、陪審員2号が無罪の根拠を問いただし”議論がしたいんです”と言い始めたことから、審議の様相は混迷していく。

◆感想

・12人の裁判員たちのキャラが非常に良く立っていて、彼らが発言する内容にそれぞれが反応し、考えをコロコロ変える様を、三谷監督が面白可笑しく描いている。

・ある男は、被害者が自分に似ているのに女にもてる事に嫉妬し、議論に執着している男は最期に自分が妻と上手く行っていないために、有罪を主張するという何とも可笑しい設定である。

・笑えるのは、”死んじゃえ!”と”ジンジャエール”の聞き間違えや、子供を独りにしておいてピザが食べられるかと言うある意味ナンセンスな事柄を、話し合う12人の陪審員たちの姿である。

<今作は可なり個性的でいい加減だが、情に厚い日本人気質の陪審員たちの軽妙な会話劇であり、ワンシチュエーションコメディである。
 ”論理的に物事を考えられない日本人には、陪審員は無理じゃないの?”と言う三谷幸喜監督ならではの、意地悪でシニカルな視点もすこーし感じる可笑しな作品である。>

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NOBU

4.0日本が誇るワンシチュエーションコメディの傑作

2024年5月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

知的

3度目の鑑賞

監督は『櫻の園』『コンセント』『落語娘』の中原俊
脚本は『ラヂオの時間』『みんなのいえ』『竜馬の妻とその夫と愛人』『笑の大学』『THE 有頂天ホテル』『ステキな金縛り』『清須会議』『大空港2013』『ギャラクシー街道』『記憶にございません!』の三谷幸喜

日本にもしも陪審員制度が導入されたらという設定を元に制作され1991年に公開された作品
『12人の怒れる男 』のパロディ
アメリカの陪審員制度は有罪無罪を決めるのでなくて量刑を決めるものだと聞いているが州によってもいろいろと全く違うので自信はない

路上で妻が夫を突き飛ばして夫はトラックに轢かれ亡くなった案件を陪審員たちが徹底的に議論する

個人的には山下容莉枝が演じた陪審員8号が好き
10号の鼻血を指摘するシーンはなぜか1番はっきり覚えていた

今から30数年前の作品
当然だけど塩見三省若いなあ
メンバーの中で1番それを感じた

なかなかストレスを感じる
特に相島一之演じた陪審員2号と村松克己が演じた陪審員9号の2人
それもあるがそもそも議論が苦手なせいだろう
共感能力がかなり乏しいし
若い頃はもっと楽しめたが
加齢に伴うものか残念である

裁判員制度が導入されてもうすぐで20年経つ
そんな今この作品をリメイクした映画が上映されるとしたら実物に痩せるため今作品とは別物になるだろう
『東京原発』同様あの時代だからこそ成立するものなんだろう

裁判員制度が導入された数年前に村松克己は胃癌のため残念ながら亡くなっている
どちらかといえば嫌な役だが声は1番良かった
30数年経った今でも村松克己以外のみなさんは健在のため彼はあまりにも早死にといえる

配役
今回陪審員長を務める陪審員1号(女子高体育教師)に塩見三省
妻と別居中が影響したのか最も有罪に拘り続ける陪審員2号(精密機械製造会社従業員)に相島一之
甘党アル中で議論が苦手な陪審員3号(喫茶店店主)に上田耕一
なんとなく無罪を最後まで変えなかった陪審員4号(元信用金庫職員)に二瓶鮫一
公判の内容をメモしている陪審員5号(商社庶務係)に中村まり子
話し合いがが嫌いためかやる気がない陪審員6号(医薬品会社セールスマン)に大河内浩
無罪を最後まで変えなかったべらんめえ口調の陪審員7号(職人)に梶原善
他人の意見に流されやすい陪審員8号(主婦)に山下容莉枝
議論好きな自信家の陪審員9号(開業歯科医)に村松克己
純真で気弱で鼻血を出してしまう陪審員10号(クリーニング店経営者)に林美智子
最初は議論に参加しなかった陪審員11号(俳優)に豊川悦司
仕切りたがりの陪審員12号(大手スーパー課長補佐)に加藤善博
守衛に久保晶
ピザ屋の配達員に近藤芳正

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野川新栄

4.5パロディ版でも面白かったな〜!

2024年5月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

『12人の優しい日本人』鑑賞。

*主演*
塩見三省

*感想*
知り合いから勧められて鑑賞しました。「十二人の怒れる男」を見たばかりで、どんな内容なのかなって観ましたが、めちゃめちゃ面白かったです!

ストーリーや陪審員メンバーは女性が加入されていたし、密室の中で12人の陪審員が「有罪」か「無罪」か議論していく会話劇となっています。三谷幸喜さんが書いたシナリオなので、笑える所もありましたw

最初は有罪1、無罪11から始まり、議論が始まります。12人の陪審員の中には、個性豊かばかり。ただ話し合いが好きな人、頑なに有罪と主張する人、陪審員長じゃないのに仕切りたがる人、論理的に考える人、弱気な人、帰りたがる人など、それぞれの主張し、話し合い、二転三転しながら密室の中で進行します。海外版だと、笑える所はありませんでしたが、パロディ版は、陪審員の話をいちいち遮る所や、ジンジャーエールの言い方やコメディチックに描かれてましたし、トヨエツが喋り初めてからかなり面白かった!

総じて、パロディ版でも面白かったです!(⁠^⁠^⁠)

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ひろっぴ

5.0おもしろ過ぎる

2023年12月31日
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プライア

4.0和を以て貴しと為す

2023年12月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

「和を以て貴しと為す」という言葉がある。日本は「和」を重んじる国で、国民は争いが嫌いで、みんな仲良く平和が一番だよね、みたいな文脈で使われる事が多い。
「12人の優しい日本人」のオープニングは、元となった「十二人の怒れる男」のオープニングとは少し毛色が違い、蒸し暑さへの不快感から来る「ちゃっちゃと終わらせようぜ」感はない。
見知らぬ12人の男女が、出来れば諍いなく評決を出せたら良いな、という「和」を期待するリラックスした雰囲気で始まる。
一般的に「和を以て貴しと為す」と思われている状態である。

だが、本当の「和を以て貴しと為す」はそんな意味ではない。出展は日本書紀であり、十七条の憲法、その第一条である。
和を第一とし、無闇に逆らうことの無いように。という一文自体は争い事のない状態が最良である事を示したものだか、同時に第一条は「上の者から下の者まで、和らいで意見を出し合う」事を推奨している。
更に全体では「大事なことは独断で決めるのではなく、皆で議論し合う事」をも説いている。

相島一之演じる陪審員2号の翻意から、否応なく議論に巻き込まれる残りの11人。
彼に対するイラつきは、「どうして和を乱すのか」という不満だ。「早く帰りたい」それもあるだろう。しかし、それ以上に簡略化して教えられてきた「人と対立しないこと」を反故にした者への不服が、この映画の「日本人」たる所以である。

合理的、論理的な意見をすらすらと述べる者に説得されたり、意地を張ったりする中で、どうしても自分の思いを表現出来ない者がいる。
その気持ちは私の人生の中にもある。慣れていなかったり、自信がなかったりして上手く伝えられない。

だが、それでも罵り合うのではなく穏やかに、辛抱強く話し合う中で、一筋の光が見えてくる。
得意な者も不得意な者も、皆が納得するまで話し合う。まさに十七条の憲法ではないだろうか。

その時何が起こったのか?
物的証拠の薄い中で、「事実」は誰にもわからない。しかし少なくとも12人の人間が納得するだけの合理性を示す事が出来た。
1人の人間の人生がかかっている、その重みは本家と同じだ。その重みに、実に日本人らしい答えを見せてくれたこの映画もまた傑作である。

堅苦しいことを書いてしまったが、本家へのオマージュに溢れたクスッとした笑いもこの映画の持ち味である。
「あ、あのセリフは本家と同じだな」「このシーンは本家にもあったな」と比較するのもまた面白い。

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つとみ

4.5トヨエツ

2023年5月6日
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かっこよい!

途中から少しダルいかなぁと思っちゃいましたが、トヨエツが動き出したらもう吸い込まれました!

手の挙げ方もそれぞれで細かいところも面白かったです。

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もひょもひょ

5.0一言「密室劇に、ハズレなし!」

2023年1月24日
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全く覚えてなかったので、新鮮に見れました。
当時はまだ、裁判員制度もなかったのよね。

作品中ほぼ陪審員室のシーン。登場人物も名前がない。
裁かれる被告も、陪審員の話に出てくる「5歳の子供がいる女性」とだけ。

一人以外は「なんとなく無罪かな」「有罪にすると後味悪いし」。
人を裁けるのは、人だけ。だけどそれは私じゃない、かも。
早く評決を決めて帰りたい・・・。
そこからどう、話をまと待っていくのか。

年齢も性別もさまざまな12人、気持ちの揺らぎ。
とても見応えありました。
自分だったら、どの陪審員に心が近いかな。
群集心理も垣間見れました。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「何かが、違うんです」

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ゆき@おうちの中の人

1.0モーツアルトのピアノ楽曲だけが救い

2023年1月21日
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マサシ

3.5この作品、以前に一度観たことがあったのだが、内容をほとんど覚えてい...

2023年1月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この作品、以前に一度観たことがあったのだが、内容をほとんど覚えていなかった。
おかげで2度楽しめた。
理屈もへったくれもない感情論がほとんどだが、豊川悦司が議論に加わってからおもしろくなった。

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省二