劇場公開日 1986年4月19日

「【江戸末期に、政治そこのけで黒人トリオとジャムセッションをする殿がいたって、”ええじゃないか!”筒井康隆や山下洋輔やデビュー当時の、タモリが好き勝手にやっていた頃の香りが炸裂する作品。】」ジャズ大名 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【江戸末期に、政治そこのけで黒人トリオとジャムセッションをする殿がいたって、”ええじゃないか!”筒井康隆や山下洋輔やデビュー当時の、タモリが好き勝手にやっていた頃の香りが炸裂する作品。】

2023年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

幸せ

ー トロンボーンやクラリネットに鼓や横笛、そろばん、三味線までもが加わった奇想天外なジャズ
セッションを狂ったようにする黒人トリオと日本の侍たちの姿が印象的な作品。
  物語の作りも斬新である。
  どーしても、分からなかったのは山下洋輔である・・。-

◆感想

・藩主(古谷一行)が、幕府から黒人トリオの処刑を命じられるも、鼻で笑い、彼らとジャムセッションをするラストの狂騒感は、本からは得られなかったな。

<愚かしき、幕府軍や、薩摩藩士たちが城中を行ったり来たりする中、そんなことはほかっておいて、好きな音楽に興じる藩主を演じた古谷一行さん始め、財津一郎さん、殿山泰司さん、本田博太郎さんの若き事といったら・・。
 初見だが、懐かしき筒井康隆の狂騒の原作の風合が爆発する作品である。>

NOBU