「改めて、もっくんのジョブチョイスに拍手!!!」シコふんじゃった。 とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)
改めて、もっくんのジョブチョイスに拍手!!!
以前、”アカデミー賞”受賞で「身の丈に~」という謙遜した言葉を仰っていたけど、昔から仕事を選ぶ目がgood choice・挑戦的だったよなあと思い返した。
例えば本作。
動く彫刻と言いたいほどの美しさ。飛ぶ鳥落としそうなほどの勢いのあるアイドル。それが前作のお坊さんに続いてなぜこの役を?まわし姿。泥臭さ。共演者・竹中さんの下品すれすれの笑。他にもオファーあったろうに。
でも、結果正解。
80年代。芸能界的に若貴で相撲がブームになったけど、周りには相撲をやっている人はおらず、どちらかといえばバカにされていた…そんな微妙なところついた本作。
『shall we ダンス?』を観て本作を鑑賞。同じような役柄で、あの方々が総出演。
相撲業界からクレームつかなかったのか?という心配な展開もありつつ、
でもなんだかんだいっても、とにかく面白い!!!
正直竹中さんはあまり好きじゃないけど、
本木さんがいい顔している。決してハンサムと言う意味でなく。楽しむことしか考えていない間が抜けた最初の顔。それがまっすぐな情熱と意志に変わってくる。なんてひきしまったのびやかな顔になるのだろう。
田口さんもしかり。
そして正子さん。私は愛する人のためにあんなことできるんだろうか?そんな純愛にキュンとなる。
そんな役者たちを柄本さんがなんとなく締めて。その様子がまた独特で柄本さんワールドでスゴイ。
突っ込みどころは数々あれど、そんなんどうでもいい。ベタなんだけど、ベタだからこそ、何度も観たくなるし、突っ込みどころも含めて、誰かと共有したくなります。
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