サラリーマン十戒

劇場公開日:

解説

源氏鶏太の「サラリーマン読本」を、「手錠をかけろ」の若尾徳平が脚色し、新人第一回の岩城英二が監督したお馴染のサラリーマンもの。撮影は「戦国群盗伝」の鈴木斌。

1959年製作/84分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1959年9月20日

ストーリー

シャルマン化粧品本舗に勤めている片桐幸子は、新人社員の江口を見て驚いた。朝の電車の中で彼女の釣革を横からさらった青年であった。エネルギーに満ちたスーパーマンぶりを発揮する江口に、スマイル課長といわれる横河は「サラリーマン十戒」を説いた。……上役に逆うな、怒るな、会社の女に手を出すな……等々であった。江口の若さとファイトを見込んだ課長は、会社が今度力を入れることになった男子専用化粧品の宣伝を江口に命じた。伊藤社長の令嬢珠紀がフランスから帰朝してピアノリサイタルを開いた。招かれた幸子は江口と連れ立って出掛けたが、江口は純白のドレスを着た珠紀に一目で魅せられてしまった。幸子は同僚の北尾青年から映画に誘われた。しかし江口の母が病気と知るや、ロードショーの切符をみどりにあっさりゆずってしまった。江口の母の気には入ったが、帰宅した江口は珠紀を愛しているとはっきり言った。珠紀も江口が好きだと言った。江口の発案でミスター・シャルマンのコンテストが行われた。しかし応募者は使いものにならず、苦肉の策で江口がミスター・シャルマンになった。ところが一足先に商売仇のノーブル化粧品が若手スターを使って派手な宣伝を始めたので、江口の企画は失敗に終った。珠紀も江口から去って行った。江口はかつて会社の秘書と結婚した課長を訪ねた。課長が十戒にも例外のあることを説いていると、幸子が訪ねて来た。横河課長のとりなしで二人は仲直りした。十戒の戒律は破られた。若手スターの失踪でノーブル会社の売行きはガタ落ちした。シャルマンの売上げは着実に伸びて行った。

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