「スターの火花」座頭市と用心棒 bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
スターの火花
1970年、もはやカラーテレビの時代。映画が斜陽になりつつある時代。でも、勝新と世界の三船はやっぱりスクリーンでしか見られない頃かな。もっと緩い共演だと思ったら予想以上の真剣勝負。二大スターの持ち味、剛の三船、柔の勝新。それだけで楽しめる。
導入部の町への登場シーンは、クロサワへのリスペクトか。大通り、通行人なし、怯え顔で窓を閉める住民。マカロニウェスタンでも使われたシーンは岡本喜八も。侵入者への恐れ、もはや定番かもしれない。
さすがに50年。名優が勢ぞろいで、ネームバリューはすごい。だけど、現役は寺田農ぐらいかなあ。二大スターの間の若尾文子良いねえ。
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