座頭市喧嘩太鼓のレビュー・感想・評価
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今回も切れ味抜群の殺陣だが
三田佳子演じるお袖さん
美しいけど全然言うこと聞かずに
自らピンチを招くのでイラッとします。
佐藤充演じる柏崎弥三郎
監視カメラとGPSで見張ってるかの様に
不自然な感じで要所に現れます。
そんな事は気にせず、
映像美と市のカッコ良さだけ観る作品。
あれもダルマ落としかな?
19作目らしい。息の長いシリーズだったんですね。確かに安定の面白さ...
冬の座頭市
本作は雰囲気暗めのシリアス調の作品だった。市だけでなく、各キャラクターが各々の影の側面を持っていた。
本作が冬に公開された作品だからっていうのもあるのかな。今まで観てる感じだと、夏の作品は明るめの、冬の作品は暗めのものが多い印象。作品の雰囲気が季節によって変わるというのもまた一興。座頭市は日本の自然がよく描けているということだと思う。市が歩く日本の草原や山の風景を見ているとどこかホッとする。
本作では、暗闇での斬り合いの時に照明が画面に映り込んでいたり(もちろん意図的に)、最後の決闘でいきなり太鼓がドドンガドンと鳴り出したり、目が見えないはずの市が斬った相手を頭の中で思い出す描写があったり、不思議な映像がいくつかあった。1968年の作品。座頭市にもサイケデリック表現の流れが来たということなのかもしれぬ。
市は渡世人だから義理で殺しも請け負わざるをえない。全く関係のない男...
市は渡世人だから義理で殺しも請け負わざるをえない。全く関係のない男を斬るが悪党たちの狙いはその男の姉、お袖だった。みたいなはじまり。
座頭市といえば賭場でサイコロの出目を音で見極める、敵のイカサマを見抜き居合い一閃あびせる、隠し場所をスパッと斬ってすり替えたサイコロがポロッと出てくる、巧みな話術で金を巻き上げるなどのシーンがすぐに思い浮かぶが、今作品では座頭市が自ら仕掛けのあるサイコロを使って壷ふりをするも見破られるという残念展開。ここが一番いやだった。
ボコボコにされて簀巻にされるもそのままの状態でひょっこり起き上がって悪党蹴散らしたり、馬にしがみついて爆走して馬が止められなくて落馬、崖から落ちるなどいろいろコミカル目立つ。
話は面白いし殺陣もいいのだけれど、TV版な雰囲気。
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