座頭市海を渡るのレビュー・感想・評価
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義を見てせざるは勇無きなり
善の心を信じる市
見て見ぬふりをする市井の人々
冒頭船中田中邦衛のシーンの主題が
最後まで一貫して語られるが
テンポが悪く、逃げながらの殺陣は
市らしさに欠ける⤵︎
渡った先は四国
2022年1月3日
映画 #座頭市海を渡る (1966年)鑑賞
海を渡ると言っても、博打がしたくてシンガポールとかハワイに行く訳ではありません
これまで斬った人を弔うために四国八十八箇所巡りをするつもりが・・・
美女を助けるためにも切っちゃいます。これまでと同様に
意外と追い込まれます、今作では
人情にあふれた座頭市
勝新太郎扮する座頭市は金比羅山にいた。今まで切った者への供養で八十八カ所巡りをすると言った。しかし、いきなり市に切ってかかる者もいた。斬った者が乗って来た馬の後をついて家に入ったら安田道代扮する女人に切りつけられたが、市はよけなかった。市を切り付けた女人は、切った者の妹お吉で手当てを受けた。博打の30両のつけのあげく市を斬れと命じられたのだった。命じた親分は土地の権利をよこせと言う。さて、市はどうする? 毎度ながら市の仕込み杖さばきは見事だったね。
vol.14らしい。 ・おー、田中邦衛だ、ちょっと何言ってっか分か...
vol.14らしい。
・おー、田中邦衛だ、ちょっと何言ってっか分からない。市、相変わらずおにぎりの食い方が汚い。のスタート。
海を渡るって四国のことなのね、時代を感じた。でもこの橋、京都では?
・馬が切ない
仮にも兄を斬った男と…萎えるが、この女優さんがなかなか。こんな方いたのね、セクシー系もある模様、チェックチェック。
今度の敵は馬賊?農民もズルいぞ。哀れ安造。
BSフジ。
傑作。深い。ダークナイトみたいな座頭市。
傑作。劇場版の座頭市ベスト5に、絶対入れたい(まだ全部観てないけど)
これまでの池広版座頭市はアクション全開。市が悪者を一網打尽にする。カメラが動く動く。そういう映画でした。「あばれ凧」では、まさかのホラーx時代劇をやってのけた。とにかく普通じゃない座頭市を撮るのが池広一夫。
本作もしかり。これまでの座頭市にはない、哲学的な座頭市となっていました。すごいとしか言いようがない。これまでのアクション演出、勝新太郎の一級品の殺陣に加えて、本作ではさらに、哲学的なテーマが融合され、非常に知的で社会的な映画になっている。
これまでの池広版座頭市が「技・体」だけのものであったと言うのであれば、本作で、正に「心・技・体」全てが揃ったと言っても過言ではないだろう。傑作だと思った。
・・・僕が、なんでここまで本作が好きになったかというと、本作は、正に「ダークナイト」で描かれていたテーマと、全く同じことを描いていたから。いやむしろダークナイトよりも優れているのでは?
座頭市のお約束(殺陣、ご飯、市とヒロインとの間のプラトニックな恋愛感情)を守りつつ、ダークナイト、仁義なき戦いを彷彿とさせる「社会的・哲学的」な要素があった。
「お前さん、死んで生きたんだよ」
クライマックスで言われるこの台詞に、全てが込められている。
テーマだけじゃなくて、敵の親玉が、すごく割腹の良い男に描かれているところなど、正に、ダークナイトのジョーカーだった。
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