劇場公開日 1964年3月14日

「勝新と若山富三郎、死闘」座頭市千両首 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5勝新と若山富三郎、死闘

2021年3月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

シリーズ6作目。1964年の作品。

かつて斬ってしまった男の墓参りに上州の板倉村にやって来た市。
村では3年続いた凶作から村人たちが代官に差し出す千両の上納金をやっと工面したが、それを浪人とやくざ者が急襲。
たまたま現場に居合わせてしまった市と、国定忠治一味が犯人と疑われる。
市は真相を解明しようとするが…。

OPクレジットが斬新。
崖から転げ落ちた千両箱に知らずに座る市がユーモラス。
しかしながら今回、ストーリー的にちと惹かれるものが無かった。
せっかく国定忠治を絡めながら…。

が、その一方、
名カメラマン、宮川一夫による映像美。
そして、シリーズ2作目以来となる実兄・城健三朗(若山富三郎)との共演。
以前は実生活と同じ兄弟役で愛憎入り交じる宿命の闘いだったが、今回は極悪非道な悪役。
馬に乗り、鞭を振り回し、まるで西部劇スタイル。
市との死闘、勝新と若山富三郎の本気のアクションは迫力充分!

近大