「非情の世界と飯炊きの匂い」殺しの烙印 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
非情の世界と飯炊きの匂い
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Amazon Prime Video(日活プラス)で鑑賞(4K復元版)。
鈴木清順監督作品初体験でした。非情な世界観で、殺し屋宍戸錠の飯炊きの匂いがするハードボイルドに酔いしれました。
殺し屋の掟など、「ジョン・ウィック」シリーズでオマージュされている元ネタなのではないか、と感じる設定が登場。
殺しに失敗したナンバー3が処刑人に狙われる。酒に女、殺し屋を破滅させる要素を摂取するナンバー3にハラハラ。
殺し屋ナンバー1の意外な正体や(伏線効きまくり!)、そんな1の奇妙な美学に振り回される3とのやり取りが面白い。
破滅的な結末が容易に予想出来るので、終始手に汗握りました。ラストの無常さたるや。余韻が素晴らしかったです。
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