これがシノギや!

劇場公開日:

解説

ひょんなことからやくざの仕事(シノギ)を手伝うことになったサラリーマンの姿を描くドラマ。監督は「美味しい女たち」(87)以来の作品となる西村昭五郎。山之内静夫、溝口敦ら11人のライターによるルポルタージュ集『これがシノギや!』(宝島社・刊)を原作にしたもので、石川雅也が脚本、撮影は鈴木耕一が担当。スーパー16ミリ。

1994年製作/90分/日本
配給:イメージファクトリー・アイエム
劇場公開日:1994年4月2日

ストーリー

三流証券マンの湊真一はやくざの神竜会組長・緒方に株を売って損をさせ、補填しろと脅される。一緒に逃げようとしたOL美由紀にも裏切られ、会社の金庫に手をつけるがそれも見つかり遂には懲戒免職処分に。緒方に追い詰められるが、大親分・酒井の執り成しで真一は神竜会の一員となり、シノギを手伝うことに。アタリ屋もビラ張りもダフ屋も全て失敗続きだが、それまで一滴も飲めなかった酒を飲んだとたん、人が変わったように飲み屋で暴れていた力士を懲らしめるなどの活躍をする。真一はかつて酒井と渡り合った伝説のやくざの息子だった。一方、真一とコンビを組むことになった高槻幹也は妹の純子に店を持たせてやろうと金を稼いでいたが、そのため神竜会の内部情報をライバルの坂崎組にひそかに流していた。それを知った真一はひと芝居打ち、坂崎組の吉村を賭博場で見事に騙す一方、高槻と純子も無事逃がす。今や真一はすっかり貫録のついたやくざになった。

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