「映画は絵」GONIN ブロディー署長さんの映画レビュー(感想・評価)
映画は絵
①竹中直人が帰宅するシーンでの家族の死体の撮り方
②根津甚八の家族がレストランの駐車場で撃たれる時のカメラワーク
③土砂降りの中、本木雅弘がヤクザ組事務所に突っ込んでいくシーンのカット割り
④根津甚八を撃ち殺す時のビートたけしを映すカメラの動き
傑作映画という噂を聞いた初見の方は映画全体の脚本と構成の緩さで「そうでもない」と思ってしまう人もいると思う。しかしあくまで「映画は絵」。心に残る凄いシーンがあればそれだけでいい。上記した場面に代表されるワンカット、ワンショットの記憶に残る迫力と凄まじいまでのカッコ良さは、邦画における「ゴッドファーザー」と言っても過言ではない後世に残すべき名画。
ちなみに、この映画のせいで「エリーゼのために」は今に至るまで恐怖の音楽となった。
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