午前零時の出獄(1963)

劇場公開日:

解説

島田一男原作を「歌う暴れん坊」の小川英と「俺に賭けた奴ら」の中野顕彰が共同で脚色、「波止場の賭博師」の山崎徳次郎が監督したアクションもの。撮影はコンビの萩原憲治。

1963年製作/92分/日本
配給:日活
劇場公開日:1963年6月16日

ストーリー

刑務所で懲役囚が狙撃された。射たれたのは芝山というヤクザ。彼は二年前ケンカで兄貴分を殺したのだ。だが不審なのは、刑期が切れたのに芝山はなぜか出所をためらっていたことだ。彼は誰かを怖れていたらしい。この事件を日東タイムズの記者片桐は追った。彼は日東新聞が安全を保障するからと芝山を説き、午前零時に芝山の出所を決行した。その時高春組の小島が拳銃を持って現われたが、片桐達はうまく逃れた。芝山はその途中恋人である小島の妹雪江の所によったが、すがりつく彼女に俺のことは忘れろといった。片桐は芝山を自分のアパートにかくまい、翌日から出かけていく芝山を尾行した。芝山は高春組に近よったが途中で小島の惨殺死体を発見した。これを見た片桐は持ダネにしようと芝山に小島殺しは誰の仕事だとつめよった。芝山は片桐の本心を知り逃走、その結果、警察では彼を小島殺しの犯人と断定した。ある日雪江から呼び出された片桐は小島が死の直前、かつて彼の情婦だったナミを探がせといったと聞かされた。一方、逃げまわっている芝山はボス高春が、汚職事件にも二年前の殺人事件にも関係があるのを知っていてこれをネタにユスっていた。このため高春は芝山を殺そうとしたので怒った芝山は片桐に高春の汚職事件を知らせ、高春を殺すと告げた。すぐさま片桐は警察に連絡し、せっかくの特ダネを犠牲にし小島殺しについて芝山の無実を証明した。さらに彼は苦心の末ナミを発見、彼女から二年前の殺しは芝山でなく、真犯人は高春だと聞き出した。芝山は高春組事務所に忍び入り高春を屋上へ追いつめ銃口を向けた。そこへ片桐がかけつけ必死の力で芝山をくいとめた高春は逮捕、事件は落着した。

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