劇場公開日 1993年12月11日

「1993年、恐竜ブームの年に作られた!」ゴジラVSメカゴジラ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.01993年、恐竜ブームの年に作られた!

2019年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 スピルバーグの『ジュラシック・パーク』、日本でも『REX 恐竜物語』と、恐竜ブームのおかげでベビーゴジラ=ゴジラザウルスが登場。やっぱり可愛いイメージを押し出したかったのでしょうか、どことなく子供受けも狙った感じがする今作。また、国連G対策センター、自衛隊からの精鋭部隊としてGフォースがゴジラ対策軍として活躍する。

 昭和ゴジラにもメカゴジラが登場するが、あちらはブラックホール第三惑星人のロボットだった。前々作のメカキングギドラを引き上げて研究されて作られた設定なので、まさに23世紀の未来人の産物となった。また、ラドンが誕生した島では使用済核燃料の墓場と揶揄されてるくらい、核の問題も提起していたように思う。

 今回のゴジラは四日市から京都へと進撃。仲間か息子なのかよくわかりませんでしたが、京都にある生命科学研究所にいるベビーの無事を確認したら、さっさと大阪湾へと去って行きました。一方のラドンは北から仙台、そして千葉へと南下。これもまた卵が隣同士だったので兄弟だと勘違いしてベビーのいる方向へ飛来してきたのでした。いつもと違う都市ばかり攻撃されてましたが、もはや寅さんシリーズのようにご当地ロケを敢行してもらいたいと感じます。

kossy