「モスラの前ではひたすらヒール!」ゴジラVSモスラ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
モスラの前ではひたすらヒール!
クリックして本文を読む
ゴジラシリーズ第19作(VSシリーズ第3作)。
DVDで久しぶりの鑑賞。
モスラがスクリーンに復活!
環境破壊をテーマに物語が展開され、地球の守護神としての側面が強調されていました。もはや主役を食う勢いでした。完全にゴジラは添え物、かつ憎きヒールでありました。
さらに12000年前、先住民族が気象コントロール装置を開発したことに怒った地球が生み出したバトラも登場。地球環境が当時の状態に近づいたため、現代に復活しました。モスラとバトラは宿敵であり、出会い頭はバチバチと火花を散らしましたが、ゴジラと戦うため共闘することに…
みなとみらい21でのクライマックスバトルは光線技を多用した戦いとなり、横浜の夜景をバックに華麗な光のファンタジーのようでした。モスラの燐粉攻撃でスパークするゴジラの放射熱線の描写が美しくて秀逸。モスラとバトラのコンビネーション攻撃が胸熱の極み。巧みな連携でゴジラを後一歩のところまで追い詰めました。やっぱりモスラには敵わん…
自分たちがつくり上げた科学や文明が地球を破壊しようとしている。なんのための科学であり、文明なのか?―自分たちを追い詰めることが発展の行き着く先であってはならない、と云う痛烈な批判が籠められているように感じました。
※鑑賞記録
2020/10/09:Blu-ray
2021/04/28:Amazon Prime Video
コメントする