「タイトルなし(ネタバレ)」ゴジラVSビオランテ 閑さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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ビオランテがグロかっこいい。初期形態の時点では黄色い溶解液(?)垂らしてなんか気持ち悪いだけだったけど、終盤の形態は禍々しいワニのような顎と歯、ゴジラより圧倒的にデカい、噛み付く頭のついたつる、と今までの怪獣にはあまりなかった見た目がグロいながらもかっこいい。
ひとつケチつけるなら、初期形態で燃えたあと粉が急に集まって復活というのはちょっとご都合主義に感じたかな。
ストーリーは科学の暴走ってところだろうか?運良くゴジラ倒せてなんか知らんけどビオランテ消えたのでめでたしめでたしだったけど、ビオランテそのまま残ったら…もし繁殖したら…ゴジラ以上にやっかいだよなあ。その意味では暴走する科学を象徴する博士がビオランテ消失とともに殺されるのも因果応報ということなのか…。
そのほかのところでは、スーパーX2とかいうずんぐりむっくりマシーンは全然かっこいいとも思えなかったのに、ビオランテよりずっと登場してる時間が長くて正直退屈だった。ビオランテのストーリーに絡むわけでもなく何かの伏線でもなく蛇足か自己満足だろうアレ…。
全体に暗く陰鬱な空気が漂うシリアス寄りなストーリーとビオランテのかっこよさからファンの人気が高いんだろうけど、もう少し煮詰めたらもっといいものになったんじゃなかろうかという気もする。
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