ゴジラ対メカゴジラのレビュー・感想・評価
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メカゴジラと田島令子が良かった。
メカゴジラがよくできていたと感心した。70年代ロボットアニメ勃興と並行していた時代に空を飛ぶシーンなどはかなり時代を先取りしていたんじゃないのかと思いました。沖縄が舞台なのでキングシーサーとタッグを組んだのも良いアイディアだったんではないでしょうか。 現在も活躍している田島令子さんがヒロインなのも楽しかったです。宮沢りえをノーブルにしたような雰囲気がとても素敵でした。初代ゴジラの重厚さはなくエンタテイメントに徹した子ども向けですが大人も案外楽しめると思います。
ゴジラが戻って来た。
ゴジラがヒーローになってしまった前作までの流れを やや断ち切った感じがして、 地球を守るゴジラぐらいの立ち位置で やっと見やすくなりました。 メカゴジラの全身武器と言うなかなか絶望的に強そうな 敵に対してキングシーサーとのタッグと言うのは 頼りなく感じていたら、 怪獣にしては一番動きが早いんじゃないか?と言う スピードを武器になかなか迫力がありました。 アンギラスの口を裂こうとしたり 血が噴出するゴジラとか結構今観たらグロかった。 怪獣自体の迫力はあったのだけど、 怪獣たちの戦いシーンに 逃げ惑う人間たちのカットを入れて欲しかったなぁ と思いました。 ジェットジャガーよりメカゴジラの方が断然リアルで カッコ良いビジュアルだと思いました。
今だに観返すシリーズ5
オープニングのタイトルの出方がカッコイイ! その後脱力オキナワ風になってしまうが。 メカゴジラのテーマイカス! でも飛行形態のミニチュアは不恰好。 岸田森の存在感>キングシーサーの役立ち度。 平田昭彦、小泉博の出演がほのかな大作感を出してくれました、沖縄ロケだし。
0064 岸田森浮きまくり
1974年公開 また現れたメガロゴジ。何とかしてくれ! 大門正明がヒーローってアタマどうかしたのか? 田島バイオニック玲子、普通に美人。 なんで沖縄?海洋博? 国とタイアップしてもろくなもんでない。 シーサー、シーサー!って2番までリキ入れて 歌わんといてくれ。 磁力能力って安直すぎる。やめてくれ。 宇宙人が合言葉使うのやめてくれ。 しかしメカゴジラ出現シーンは各部のアップを見せる 演出と佐藤勝の音楽を伴って屈指の出来と思う。 加えてメカゴジラのその形態はいつまでも記憶に残る。 50点
初めて目にしたゴジラ
幼い頃に地上波放送されていて初めてゴジラを観たのがこの作品だった。すでにウルトラマンタロウとか仮面ライダーV3など見ていた頃だったので、普通のオジサン達が「えい、や!」と組み合っている姿を見ていると「変身しないの?」とかよく分かっていなかった記憶がある。 歳を経て改めて観ると、岸田森無双である。 インターポールのオジサン(お兄さんなのか?)が拳銃片手に謎の宇宙人(猿マスク)の奴等と激闘を繰り広げる。 一頃の作品の様に過去の映像を使い回しはして無かった様子、しっかりと沖縄をピックアップしているロケ撮影は冬だったのか皆さん冬服だった様に思う。 そして肝心要の怪獣プロレスはそれなりに作られており、メカゴジラの強敵っぷりは2対1でも容易にいかず、人間の協力なしでは倒せない感じで良かった。 爆発も派手にやっており、ソコソコ製作費が出ていたのだろうか? ゴジラの顔も可愛くて、その数年後映画「ドラえもんのび太の恐竜」の併映で「モスラ対ゴジラ」を見た時の悪役顔に驚いたものである。 しかしながらゴジラを持ってしても怪獣特撮は斜陽化を感じる状態で、せっかく大人仕様に変えてきた作風も、当時の子どもにもうひとつ受けなかったのだろう。
圧倒的なメカゴジラのカッコ良さ!
ゴジラシリーズ第14作 面白い 前作から大幅に持ち直した 本編も特撮も、前作のような目も当てられないような悲惨なことにはなっていない ちゃんと人様から金を取れるだけのものになっている それどころかやれば出来るじゃないか!という作品になっている さすがゴジラ誕生20周年記念映画 気合いが入っていると感じる まずメカゴジラが良い!素晴らしい! 基本、1967年の「キングコングの逆襲」に登場したメカニコングの発想の流用に過ぎないのだが、カッコ良さが違う! 圧倒的なまでのカッコ良さ これにシビレないようではオタクの感性が無い メカゴジラは人気怪獣となり、次作にも登場するばかりか、平成ゴジラ、ミレニアムゴジラでもリメイクされる程のインパクトがあったのだ 特にロケットのような飛行形態、地下格納庫からの垂直発進はワクワクする 次に俳優が良い 平田昭彦、小泉博、岸田森、佐原健二 悪役も睦五郎、草野大悟 もうこの顔ぶれだけで東宝怪獣映画の本編を安心して観られるというものだ 品質が保証されていると言ってもよい 穴ぼこだらけの脚本と演出でも、我慢して観れてしまうのだ そして特撮 特技監督はもちろん中野昭慶 火の海となった東京湾岸コンビナートのシーンは素晴らしい出来映え 翌年の「東京弯炎上」を予感させるものだ 注目すべきは特技助監督に川北紘一の名前があることだ 中野監督は39歳、彼は32歳 川北紘一が次の時代の日本の特撮を背負うことになる 光線合成の多用による華やかな演出は、予算低下によるプアーさを感じさせない効果をもたらしてもいる それ以外にもどの特撮シーンでも神経が行き届いて細かい工夫、特撮ファンへの良心というべきものが見える 本作の特撮のクォリティー向上は間違いなく彼の功績だ 最後にストーリー 少し他のゴジラシリーズと毛色が異なるのは、原作に福島正美の名前がクレジットされているからだ 彼は当時45歳 早川書房の月刊SFマガジン誌の初代編集長を務めた伝説の人物 海外SFの名作の翻訳も多い この人がいたから日本にSFが根付いたといえる程の人 1969年に有名な覆面座談会事件で早川を引責辞職 本作の2年後の1976年に47歳で早すぎる死を迎えている マタンゴも彼の原作になる 自衛隊が登場しないのは、返還されたばかりの沖縄の県民感情を考慮してのものだろうが、結果としては登場人物達だけで物語が完結してスッキリとした ゴジラの次回作が楽しみになるのは、本当に久し振りだ!
シリーズ第14作、ゴジラ20周年記念作品。 怪獣による災害予言が刻...
シリーズ第14作、ゴジラ20周年記念作品。 怪獣による災害予言が刻印された壁画が沖縄で発見される。清水と冴子は壁画と合わせて発見されたシーサーと謎の金属片を持って東京へ戻り調べると宇宙金属スペースチタニウムと判明、同時に富士の噴火とともにゴジラが出現、予言通り街を破壊するゴジラの前にもう一体のゴジラが出現。 予言の破壊者はブラックホール第三惑星人の発明したメカゴジラであった。 ゴジラ、そして壁画と共にあったシーサーの力で蘇った御当地怪獣キングシーサーがメカゴジラに立ち向かう…‼︎ 怪獣達の絵作りが全体的にハイクオリティな今作。特にメカゴジラのビジュアルはシリーズの中でも最高傑作といっていい仕上がり。 終盤の目、腹、手、足から放たれる激しい銃撃を打ち込み続ける描写はずっと見てられる名シーン。 ゴジラと背後にいるキングシーサー2体を同時に撃つ描写も最高!これが嫌いな男の子はいないはず! またゴジラのゴア描写が目立つのも今作の特徴のひとつ。 ゴジラやアンギラスが雷雨に打たれながら叫ぶ名シーンも見所。 ドラマ部分は福田クオリティではあるが、沖縄返還という世相を取り入れていているのは好感が持てる。 未来と伝統2つの全く違う怪獣が楽しめる贅沢な一本。 あんだけ沖縄ミュージック使ってたのにキングシーサー蘇らせる歌は民謡ちゃうんかいww てか歌う距離!遠いわ!
“華々しいデビュー”に相応しいメカゴジラの圧倒的強さ
シリーズ14作目。 ゴジラ生誕20周年。 それを記念すべく、メカゴジラが華々しくデビュー。 全身オールウェポンであるメカゴジラは、ゴジラを最も苦戦させた敵の一体で、ゴジラ最大のライバルとして、キングギドラ派、メカゴジラ派に分かれるほど。 その人気も抜群で、平成VSシリーズやミレニアムシリーズにも登場、長きに渡ってゴジラと激闘を繰り広げた。 また、佐藤勝による“メカゴジラのテーマ”はメカとは思えないほど軽快で、その音楽をバックにアンギラスに圧勝するシーンは見せ場の一つ。 最初メカゴジラはゴジラの皮を被って出現、本物のゴジラが現れ、“ゴジラ対ゴジラ”の夢の対決を実現してみせる。 正体を現し、第1回戦は痛み分け、沖縄を舞台にした第2回戦では本領発揮、ゴジラは沖縄の守護神キングシーサーと共に立ち向かうも、血を流しながら大苦戦する。 引き続きゴジラが正義のヒーローであったり、メカゴジラを操るのが侵略宇宙人であったりと、子供向けの箇所もあるが、全体的に見ると、多少アダルトな作風に戻った。 舞台となる沖縄の雰囲気もイイ。 東宝は前年末に超大作『日本沈没』を大ヒットさせ、波に乗り、本作では久々に過去作品からの流用は無く、特技監督・中野昭慶の派手な特撮演出が炸裂する。
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