「本作のイイ所は…う〜ん…」ゴジラ対メガロ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
本作のイイ所は…う〜ん…
シリーズ13作目。
どんなシリーズ映画にだって、一本くらい一番の駄作はある。
ゴジラシリーズにおいては本作。
それは誰もが認める所だろう。
ツッコミ所や残念な点が有りすぎる。
・まず冒頭、人類の核実験は怪獣島のゴジラたちをも苦しめる。おいおい、核の落とし子のイメージは何処行ったの?
・核実験は海底王国シートピアにも影響を与え、シートピア人は平和を守る為、守護神メガロを送り込む。モスラのような存在なのに、何故か悪役扱い。
・そのシートピア人、ガイガンを操る侵略宇宙人と繋がり有り。やっぱり悪い奴らだったの?
・メガロとガイガンの悪党コンビに立ち向かうは、ゴジラと正義のロボット、ジェットジャガー。正義のロボットのくせにダサい。
・そのジェットジャガー、ただのロボットなのに、急に意思を持って巨大化。ワォ!
・ゴジラ&ジェットジャガー対メガロ&ガイガンは、もはや完全に擬人化したプロレスごっこ。怪獣の面影も無い。
・特撮はまたしても過去作品からの流用。
…などなど、挙げたらキリがない。
子供向けの漫画かアニメの世界。
敢えて弁護するとすれば、本当はこの年ゴジラ映画の新作の予定は無かったのだが、春の興行の穴埋めの為に急遽製作が決定。製作期間もほんの1ヶ月、労力も予算も年末の超大作『日本沈没』に持っていかれてしまい…。
ここまで酷いのはさすがに本作だけで、次のゴジラ生誕20周年作では何とか軌道修正する。
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しゅうへいさんのコメント
2018年6月26日
コメントありがとうございます!
そういうことだったんですね。知らなかったです。
このクオリティは頑張ってくれた方ですね。
「日本沈没」に来られたらゴジラが二の次ななってしまうのはやむ終えませんね(笑)