ゴジラ対ヘドラのレビュー・感想・評価
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ゴジラシリーズのカルト作品!
映画館で観た最初のゴジラ映画だ。しかも試写会にて、シリーズ最大の異色作を観たことになった。鳥も魚も~♪という麻里圭子の歌は記憶に残らないのだが、何度聞いても新鮮に聴こえる不思議な曲だ。「水銀、コバルト、カドミウム~♪」と続くのが笑える。そしてヘドロの中のペルシャ猫が可愛い。そして、撮影とは言え、赤ん坊を泥の中に埋めた映像にはゾッとする。
不気味な赤い目をしているヘドラ。矢野少年にも襲い掛かるし、お父さんにも襲い掛かる。が、お父さんは顔面にヘドロ跡が残る。各地で起こるタンカー事故もみなヘドラが原因だとニュースで伝えられるのだ。工場の煙を吸って硫酸化合物を吐き出す怪獣だと矢野博士は解析(もっと難しいこと言ってた。硫酸化合物とかヘドミウムとか光化学スモッグも)。こうして日本を騒がせていた公害問題を巧みに取り込んだ異色作なのだ。またヘドラが通った後には硫酸ミストが巻かれ、金属は腐蝕し、人間は溶けて骨だけになってしまう恐ろしさ。
星座や核爆発やヘドラの成長段階の講義、その他にも子どもの絵やアニメで説明的に随所に散りばめた特殊効果。B級要素満載なところがとても好きだ。公害問題を取り上げたのみならず、若者文化のゴーゴーや集会、退廃的で厭世的ではあるが、キャンプファイアーでのゴーゴーがいい♪100万人ゴーゴー大会が百人しか集まらなかったのですから・・・
ゴジラが負けるんじゃないかと心配になった作品でもあります。ヘドラにパンチを浴びせても、手が溶けちゃって指の骨まで見えてしまうし、穴に落とされヘドロ漬けにされそうになるくらいだ。また、この映画でゴジラはエビみたいに後ろ向きで空を飛びます。クイズにもよく出るので押さえておくように!汚れちまった海、汚れちまった空・・・、最後はちょっと暗めの歌。
シリーズ第11作目。 オープニングだけで100回は観れるシリーズ屈...
端々に人の愚かさが見えて…
公害をテーマに当時の世相も合わせて時代を感じられる。
光化学スモッグとか、百万人ゴーゴー(笑)とか。
100人ゴーゴーの若者たちには直情的過ぎて呆れるし、松明でどうにかならない相手かどうかは見りゃあ解る筈なんだが…こぞってアホなの?
ヘドラのヘドロらしさが怪獣プロレス始まると無くなってしまうのは残念。
ゴジラが登場する度に流れる珍妙なBGMは何故か耳に残るが、合ってないと思うんよなあ~初っぱなからぷぁ~♪ぷぁ~♪ぷわんぷわん…とか間の抜けた感じのBGMで、いつもの曲はどうして使わないのか?使いたくないのか?聞きたくなる
ヘドラもっと大きくなれたんではないかと思うし、電極板の間に入ってもらう作戦も、ゴジラがアシストしないと全く成立しないので、どんな運頼みの作戦だよ?と突っ込んでしまう。
本番では電源切れて結局ゴジラが電極板を利用して倒す展開
ゴジラが初めて飛行するシーンも出たが、以降飛行できる設定は使われず、不評であったんだろう。
リメイクしたら、中国絡みそうな内容だけどメッセージ性は凄いから面白そう。作ったら怒ってくるだろうし製作中止位炎上しそうだな
サブカル的にNo.1ゴジラ
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