劇場公開日 1971年7月24日

ゴジラ対ヘドラのレビュー・感想・評価

全32件中、1~20件目を表示

3.5か〜えせ〜 がクセになる

2025年7月17日
iPhoneアプリから投稿

キャラクターデザインが良いと思って来たヘドラが映画館でかかるのであればぜひ観たい!!と、小学生の息子と日比谷の朝の回を観に行くと、想像していたよりもたくさんのお兄さん方がいらして、驚きました。
息子の周りにはゴジラを好きな子はほとんどいませんので、初めて自分以外のゴジラファンを目の当たりにした彼は嬉しそうで、興味深かったです。

内容というより、側の面白さが強い映画で、曲も有名なテーマ曲は流れませんし、ゴジラも畏敬のものではありません。そして、ヘドラの面白さや良さがとても際立ちます。
いろんな作風のあるゴジラだから好きだと息子は言うので、これがゴジラの楽しみ方の一つなのだろうなと思いながら、観ました。

「か〜えせ〜」と鼻歌を歌う妙な家族になりながら帰りました。足を伸ばしてよかったなと思います。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Shihommatsu

3.0水銀コバルトカドミウム

2025年7月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2025年7月9日
映画 #ゴジラ対ヘドラ (1971年)鑑賞

ゴジラシリーズ第11作
公害問題を扱った作品です

元素の名称が取り入れられた主題歌
不気味なアニメーション
ナイト・シーンでのバトル
サイケデリックな幻覚イメージ
と斬新な作風が魅力

英題のsmogは違うよな
sludgeじゃないのかな?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
とし

3.5ツッコミ所満載で楽しい サイケ、ヒッピーなゴジラ映画

2025年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

笑える

楽しい

斬新

公害問題を猛アピールしていてビックリ。かのレイチェル・カーソンを意識したような歌がサイケな「デスコ」演奏されたり、唐突にアニメが挿入されたり、シーンのつなぎに違和感を感じたり、やり過ぎ感のある劇伴などなど60~70年代のカルチャーな空気が満載の構成。本作の内容とは関係ないけど、若かりし柴敏夫の「リアル永井豪キャラ」な風貌がヘドラよりインパクトがあったなー。
ま、ゴジラが主役とはいえない、ヘドロな映画。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ワビッシー

5.0ストロンチュームって何?​「水銀,コバルト,カドニウム・・・かえせ!太陽を!」シリーズ異色作!復活した強いメッセージ性!必見!​

2025年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

「ゴジラシアター」に「ヘドラ」登場!
しかし、スクリーン、席数小さすぎ。
「FINAL WARS」が「プレミアムシアター」の上映もあったのに、この差!
やはり、マニア向けのマイナーという扱いか…。

​ゴジラシリーズの第11作にして、円谷英二の名前がクレジットにない最初のゴジラ映画。
​​ゴジラともう一匹のライバル怪獣しか登場しない真っ向勝負の映画というのも、モスゴジ以来久々です。

日本万国博覧会の翌年1971年。世は、高度経済成長期の弊害である「公害」が蔓延し、ヒッピー、ゴーゴー、サイケデリック、LSD、ベトナム戦争の時代。
映画のオープニングでは、ヘドロに満ちた河川を背景に、本作を象徴する主題歌「かえせ!太陽を」が流れます。
「水銀,コバルト,カドミウム,鉛,硫酸,オキシダン・・・」と化学物質の名称と「かえせ!かえせ!」を連呼するメッセージ性の強い歌詞が印象的。
本作では、ゴーゴーバーのシーンなどでアレンジを変えて何度も登場します。

そして、ヘドロに汚染された駿河湾から公害怪獣怪獣ヘドラが出現。
有毒物質をまき散らしながら、自身の体を次々に変態、進化させ猛威を振るいます。
やがて、出現したゴジラもこの公害・化学汚染物質の塊のようなヘドラに大苦戦。
ゴジラの手は白骨化し、片目もつぶれ、飛行形態も繰り出し、闘いは果てしなく続く・・・。

終盤、ゴジラがヘドラを千切っては投げるシーンでは、オープニングの歌が男声コーラスで「かえせー」とかかり、鳥肌ものの最も好きなシーンでした。

ゴジラ映画も、陽気に楽しい時代は終わったかのように、暗く衝撃的な映像の連続です。
ヘドラが飛行した後は、硫酸ミストを散布し、校庭の子供たちはばたばたと倒れ、
ゴジラがヘドラを振り回すと、その体からはヘドロが飛び散り、それを浴びたサラリーマンが即死。
特撮も、円谷英二は青空が印象的なのに対して、本作の特技監督、中野昭慶の特撮はどんよりとした曇り空か夜が中心。
円谷英二がそれまで避けていた残酷な表現、汚い表現も見られるようになります。
公害怪獣へドラの登場は、当時の世相から必然でもあり、当時テレビでも、新マン('71年)のザザーン、宇宙猿人ゴリ(スペクトルマン)('71-'72)のへドロン、ネオへドロン、などの公害怪獣が続々登場していました。
また、ボディペインティング風の全身タイツで踊る女性や、ゴーゴーバーの壁に映るアメーバ状アート映像、
踊る若者たちの頭が突然「魚」になっていたり(「魚が出てきた日」の引用か?)と世相や時代の雰囲気を反映した場面が多くあります。

人間の生んだ公害の申し子ヘドラと闘うのが、同じく人間の生み出した原水爆の申し子のゴジラという皮肉。
本作は、ゴジラ映画が映画としてのメッセージ性を取り戻した作品でもあり、ゴジラが人間ににらみを利かすラストシーンにもあるように、
本作でゴジラは、正義の味方というよりは、大魔神のような中立の立場ともとれます。

「トリビアの泉」(古っ!)で「ゴジラが空を飛んだことがある」が出たときは寂しかった。
当時の少年たちは、みんな、ゴジラが空を飛んだことすら忘れてしまったのか・・・と。

コメントする 2件)
共感した! 3件)
ITOYA

2.0子供の味方になったゴジラ

2025年6月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

水爆、戦争や災害のメタファーだったゴジラが、味方になりました。いや、自然の味方かな。
ユニークでチャレンジングな作品です。好みがはっきり分かれそうですね。
ただ、大きなスクリーンでゴジラ作品が鑑賞出来て嬉しかったです。

7月のゴジラシアターでゴジラ1984を放映されると聞いて、ワクワク。
楽しみです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kobo-ojisan

3.025-078

2025年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ゴジラは正義の味方なのか❓
子供と心が繋がってるのか❓
自然破壊、環境破壊に怒っているのか❓

何かと考えさせられる作品でした。
ヘドラの造形が素晴らしい👍

コメントする (0件)
共感した! 1件)
佐阪航

3.0ヒーローゴジラ路線の始まりにして異色作

2025年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

難しい

斬新

『ゴジラ:キングオブモンスターズ』のマイケル・ドハティ監督は、かつてこのサイトでのインタビューにて、こう語っている。

【……何にだって、どんな映画にだって、ゴジラを加えればより良くなると僕は思っている。】

実際、ゴジラ映画は
「何かしらのジャンルに、ゴジラを加えて面白くしたもの」
という体裁の作品が多い。『キングコング対ゴジラ』はサラリーマン喜劇にゴジラ(とコング)を加えたものだし、『ファイナルウォーズ』は、北村龍平監督お得意の中二病アクションに、ゴジラ(その他怪獣たくさん)を加えた欲張りセットな映画だった。

で……。

この『ゴジラ対ヘドラ』は、ATG(日本アート・シアター・ギルド)映画にゴジラを加えてより良くした作品といえる。冒頭のクレジットから禍々しいイメージが溢れ、その後も要所要所で、リアクションに困る奇抜な画作りが飛び出す。変な意味で全編気が抜けない。ゴジラじゃなかったら商業ベース作品として成立しないし、こんにちまで存在感を維持できてもいなかったろう。

それにしても、環境破壊による公害で生み出された怪獣ヘドラと、水爆実験で生まれたゴジラ。人間の愚行を元凶とする怪獣同士のタイマン勝負とは、どんな皮肉よりもエスプリが利いている。そんなところもATG映画みたいな強い苦味を感じさせる怪作だ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
あんみつK

2.0キッズ向けゴジラってなんか苦手 (昭和生まれだけど) 科学者主人公...

2025年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

キッズ向けゴジラってなんか苦手
(昭和生まれだけど)
科学者主人公+熱帯魚飼ってるはゴジラの王道でよい
海から上がってきて形態変化や電力集中作戦なんかは、後世にいろいろ影響を与えたとは思うけど、全体的になんか稚拙

コメントする (0件)
共感した! 0件)
コバヤシ陶器

5.0ゴジラ映画の傑作

2025年1月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

良かったところはまずヘドラのキャラクターだろう。
恐ろしく強くゴジラも歯が立たない。この化け物が
漂わせるのは深い悲しみのようなものだ。

ヘドラは人間が作り上げた怪獣なのだからヘドラはもう1匹のゴジラとも言える。気持ち悪いが異様に魅力あるゴジラのライバルで合わせ鏡ともいえる2匹である。

ゴジラと戦うヘドラともに殺し合いながら奇妙な友情と近親憎悪を秘めながら間延びした戦いを繰り広げる2匹に果てしのない哀しみを感じ涙が溢れてきた。

原爆とともに悲惨な水俣病などの公害も日本の歴史を負の遺産として刻んでしまったのだからこそこの映画は意義があるだろうと思う。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
四葩

2.5子どもの時は

2024年9月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

怖い

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 4件)
トミー

3.0目は口ほどに物を言う

2024年8月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ゴジラ一作目以来の
テーマを孕んだ作品ではないでしょうか?
大気汚染、環境破壊、公害が生んだ怪獣ヘドラ。

子供の頃に観た時は地味で暗い印象だったけど、
今観ると異色作、ヘドラのビジュアルもとても良い。
形態が何種類もあるのも素晴らしかった。

人間は自分達が生み出した怪獣なのに、
何も出来ない愚かさを露呈し、
ゴジラもヘドラも呆れてる感じがしました。

目は口ほどに物を言うとはよく言ったもので、
ヘドラの目はとても悲しく
人間たちに言いたい事がありそうな寂しい感じがした。
ゴジラも同じく人間には心底ガッカリしたような
ヘドラとの決着の付け方でした。

対決シーンはプロレス路線から時代劇路線に移行
と言う感じで少しおふざけは和らいだ感じはしたけど、
やはり驚くのは空飛ぶゴジラではないでしょうか?

色んな意味でゴジラシリーズを代表する作品では
ないでしょうか。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
奥嶋ひろまさ

3.00035 自衛隊が送電線を振り切って壊すのはお約束

2024年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1971年公開
ゴジラ映画最初の劇場鑑賞。
音楽に知ってる曲が使われなかったのはなんだかなー
オープニングの唄もちょっと待ってよー。
公害を前面に押し出したのは理解できるが
いつの間にゴジラは正義の味方として
悪者を懲らしめる側に立ったんや?
それと空飛ぶのはやはりアカンやろ
60点
劇場鑑賞1971年8月1日 梅田劇場
パンフ購入

コメントする (0件)
共感した! 3件)
NWFchamp1973

4.0シン・ヘドラ待ってます

2024年5月14日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
オプオプ

3.0「超低予算ながらカルト的人気の秀作!レジェンダリーゴジラエグゼクティブプロヂューサー坂野義光唯一のゴジラ監督作にして異色作」

2024年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
菊千代

4.5シリーズ中、異色の一作!カルトなゴジラ!

2024年4月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

楽しい

興奮

子供の頃、この映画の印象は変な映画でした。
ただ、手が骨になっちゃったり、片目が潰れたり、傷だらけになりながらも勝利したゴジラに感動した覚えがあります。
一番、印象に残っているのは、空を飛んだってことですけど・・・

何年かして、怪獣好きの子供にビデオを見せながら、改めて見直した時に、この作品の面白さを再度、実感しました。
公害への批判をストレートに押し出しながら実にその時代を描いています。 これはシリーズのどの作品にもいえるんですが、その時々の世相をストーリーや映像に織り込み、昭和史でも見ているようで、改めてゴジラシリーズを素晴らしい映画だと痛感しました。

そして、今回、改めて見直したんですが、やっぱり面白いですね。
水銀、コバルト、カドニウム~♪なんて、メチャクチャ変な主題歌から始まる。
作品全体からシュールでサイケな雰囲気が漂う。そして、当時の公害問題の世相が感じられる。

それから、この作品ではゴジラが完璧にヒーローとして描かれている。主人公の少年同様、自分達を守る正義の味方として、ゴジラを見ていたことを思い出す。苦戦の末に勝利するって言う王道のまんまだったことに納得。

当時のゴジラシリーズは、特撮部門とドラマ部門で2人の監督が指揮していたらしいのだが、この作品に関しては全てを1人で行ったらしい。だからだろうか、ゴジラのバトルシーンも、他の作品とは異なる緊張感みたいなものを味わえた気がする。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ratien

4.0核の申し子 vs 公害の申し子‼️

2024年3月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

怖い

この作品はゴジラ映画史上最も汚い作品(笑)‼️ヘドラは公害から生まれた怪獣‼️ヘドロという人間が生んだ死の世界から生まれ、ヘドラが通過すると死のイメージが広がる、どーしようもない邪悪な存在‼️冒頭の実際の公害映像も汚いし、クラブで歌い踊る若者たちの頭が奇形魚と化すイメージも変だし、ヘドラがヘドロ弾を発射するのはまるで「う◯こ」みたいだし‼️とにかく汚ーい‼️一方で、ヘドラが硫酸を噴出しながら飛行すると、その下で体育の授業中だった女子生徒たちがバタバタと倒れたり、ヘドロ弾で多数の人々が犠牲になる恐ろしい描写も‼️そんな汚さや恐ろしさを少しでも和らげるため、アニメーションが挿入されたり、飛行ゴジラというチョット微笑ましいというか、ユーモラスな描写もあってバランスが保たれているような印象があります‼️そして海で暮らしてるゴジラも、その海を人間に汚されているわけで、ヘドロまみれになりながらヘドラを倒した後の、人間たちへのガン飛ばしも印象的‼️とにかく、この「ゴジラ対ヘドラ」という作品は、怪獣映画で公害問題を扱ったこと自体異質だと思うし、多分二度と作られない作品として唯一無二の存在感を放っている作品ですね‼️

コメントする (0件)
共感した! 5件)
活動写真愛好家

4.5実験的な映像表現

2023年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
GMKゴースト

3.0社会問題をうまく調理

2021年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
odeonza

3.0ゴジラ兄さん!

2021年9月15日
iPhoneアプリから投稿

水銀コバルトカドミウム〜

歌とサイケなイメージに時代の勢いを感じる
アニメは湯浅政明みたいなスタイリッシュさ、画面分割も斬新
ゴジラの造形や怪獣プロレスのテンポはさすがに牧歌的に見えてしまったけど、ヘドラの魅力は永遠の輝き

煙突から出る黒煙をぶおーと吸引するとか、暗い画面と白い硫酸ミストのコントラストとか、滑空する足元で人がバタバタ死ぬシーンの悪夢感とか。いるだけでナチュラルに人が死ぬ。

「か〜えせ(か〜えせっ)」。。
もともと人間が蒔いた種なのに捨て身でケツ拭いてくれるゴジラ…マジ兄貴
不出来な舎弟でどうもすみません
元はヘドラ同様、人間の不始末から生まれたはずが、いつの間にやら大自然の守り神的存在に。
でも人間さえ死滅すれば公害問題も即解決するのにわざわざ守ってくれるとかイケメンすぎません?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ipxqi

3.0これ劇場でみたのだけれど

2021年8月14日
Androidアプリから投稿

最初に見たときは子供だったし、当時はゴジラにも空飛んでほしいと思ったけどもさー
これじゃない感、満載

結局、大人になってもちろん公害に対する問題提起作としての反面も考え合わせても
いまだにおもしろさがわからない

だいたいヘドラって可愛さゼロだよ
エビラやクモンガみたいな美しさの欠片もないし

コメントする 2件)
共感した! 1件)
真理
PR U-NEXTで本編を観る