劇場公開日 1966年12月17日

「ごきげんだなぁ!ラリーダンス」ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ごきげんだなぁ!ラリーダンス

2019年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 遭難したマグロ漁船に乗っていた兄は生きていると、いたこの言葉をそのまま信じた良太。はゴーゴーラリーダンスで知り合った大学生たちと、勝手に人のヨットに乗り込んだ。そこには金庫破りの男・吉村も乗船していたが、なんとか南洋へと冒険を続ける。そこで巨大なエビに沈没させられるが、ある島へと漂流したのだった。

 奴隷船と赤い竹という組織の基地。そこから逃げ出してきたインファント島の娘・ダヨ(水野久美)と合流した4人は、島の洞窟へと避難するが、そこはゴジラの眠る巣だったのだ。モスラが助けに来てくれるまで待つのももどかしく、仲間たちを助けるという積極的な行動に出ることにした。

 風船に乗ってたまたまインファント島へとたどり着いた良太はそこで生存していた兄とともに小舟に乗って島へと戻る。島では吉村達がゴジラを雷によって目覚めさせ、赤い竹を倒そうとしていたのだった・・・。

 黄色い汁、黄色の発煙筒、そして核兵器工場。反戦、反核といったテーマを直接的な言葉を使った作品。小さい子供たちには理解できるのだろうか。それより、岩石バレーボールを楽しんだゴジラ対エビラ前半戦から、海中での闘いへと展開し、ゴジラがもぎ取ったハサミで遊んでる姿がほほえましい。ゴジラが暴れたおかげで核兵器のスイッチが入ってしまい、島ごと消え去ってしまう恐怖。モスラは間に合うのか!?と、楽しませてくれた。

 監督も代わり、音楽も伊福部さんではなく、エレキブームに乗って作ったと思われるBGM。当時の流行がわかる、懐かしさもある映画だ。

kossy