劇場公開日 1964年11月20日

「盛り込みすぎてネタが溢れた丼飯」三大怪獣 地球最大の決戦 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0盛り込みすぎてネタが溢れた丼飯

2024年10月21日
iPhoneアプリから投稿

ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラと四役揃い踏みの激突篇だけど、ストーリーと怪獣諸君の扱いがアンバランスな作りでちょっとガッカリ。キングギドラに滅ぼされた金星人の意識体が小国の王女に取り憑くSF的設定と、小国内の政争で彼女が暗殺の対象になっているスパイ映画的要素があるのは面白いけど、意外とストーリーに生かされてないです。あれやこれや盛り込んでいるのはいいけど、展開がご都合主義で登場人物のキャラや行動も場当たり的なので、お話にノレませんでした。後半になって、やっと四匹の怪獣が揃うけど、ギドラ以外の三匹が妙に擬人化されていて、子供向けのギャグみたいでがっかり。結局、怪獣バトルもなんか盛り上がらず残念な結果でした。役者では、王女役の若林映子の美しさが際立っていました。さすが、007に出演するだけあります。チョイ役で天本英世、黒部進が出演しているのがご愛嬌でした。

シネマディクト
トミーさんのコメント
2024年10月22日

共感ありがとうございます。
特撮ファンの間では評価が高いようですがツッコミ所満載! って感じですね。興味深いのは王女の様子位ですが、「それは(ためてためて)ショックです」で片付けられてもね。

トミー