「アベンジャーズよ、これが“怪獣版”アベンジャーズだ!」三大怪獣 地球最大の決戦 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
アベンジャーズよ、これが“怪獣版”アベンジャーズだ!
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シリーズ5作目。
怪獣映画の決定版!
とにかく見所が盛り沢山!
まずは何と言っても、キングギドラの初登場!
三つの首、巨大な翼、二本の尾、黄金に輝く巨体、独特の鳴き声、印象的な登場シーン、すっかり破壊活動が激減したゴジラに変わっての暴れっぷり…そのインパクトは特大。
キングギドラ一体で画面がいっぱいいっぱいになってしまうほど。
その後何度も登場、平成VSシリーズやミレニアムシリーズでも再戦、そしてハリウッドでも!
ゴジラ最大のライバルとしてファンの瞼に永遠に焼き付けられた。
そのキングギドラに対するは、ゴジラ、ラドン、モスラ。タイトルの三大怪獣とは、この三体の事を言う。
それぞれ単独で主演を張った“主演怪獣”であり、共闘してキングギドラを迎え討つ様は、まさに怪獣版『アベンジャーズ』。
四体にきちんと見せ場を設け、抜かり無し。
人間側のドラマも見応え有り。
まるで『ローマの休日』のようなサルノ王女と刑事の一時のロマンス、その王女の命を狙う暗殺者たちとのアクション、金星人を名乗る謎の女性(実は記憶を失ったサルノ王女)のミステリー、その金星人を追う刑事の妹の記者魂、渓谷に落ちた謎の隕石(実はキングギドラ)を解明しようとする科学者たち…などなど。
また、怪獣映画らしかぬお茶の間でテレビを見ていると、小美人が登場し、そこからモスラに繋がり、脚本・関沢新一のこれでもか!と言うくらいの娯楽精神、職人手腕が冴え渡る。
オススメのゴジラ映画の一本。
そして、この四体がハリウッドで激突する『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』がいよいよ!
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