「ゴジラVSコング公開記念」キングコング対ゴジラ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラVSコング公開記念
ゴジラVSコング公開記念
観る前はワクワクするもどうみてもB級の匂いがプンプンしたがとんでもない
たしかにB級かもしれないが決して駄作ではない
映画は娯楽という観点で言えば傑作の部類
2度目の鑑賞
東宝30周年記念
ゴジラシリーズ初のカラー
リベラルな活動家好みの政治臭さは全くなし
純粋な娯楽映画
ゴジラのアイドル化はここから始まったかもしれない
映画タイトルは定番のゴジラ対〇〇ではなくキングコング対ゴジラ
大物海外ゲストのキングコングの方が格上だからしゃーない
昭和9年のキング・コングと昭和29年のゴジラとでは20歳の違いがある
ゴジラが浜辺美波ならキングコングはさしずめ小池栄子
いや海外だからマコーレー・カルキンかな
先輩は一応たてないといけない
なぜかキングコングはキングコングとキング・コングの2種類がある
昭和9年はキング・コングだがそのあとは殆どがキングコングになっている
なぜだろうか
人間ドラマがコミカルで面白い
パシフィック製薬の多胡宣伝部長のエキセントリックさ
高島忠夫演じる桜井修のユーモアたっぷりの言い回し
藤木悠演じる古江金三郎と桜井修の名コンビぶり
パシフィック製薬提供番組の視聴率ならぬ聴視率アップを狙い南の島に棲むキングコングを眠らせることによって捕獲に成功
北極に現れたゴジラも日本に上陸し夢の対決が実現
ゴジラとキングコングのプロレス
今回のキングコングはゴジラのサイズに合わせて巨大化している
元々巨大だけど
元祖は人形アニメーションだが今回は日本風に着ぐるみだ
なんか元祖に比べるとマヌケづらな感あり
2度目の鑑賞で気づいたが胸を叩くシーンは握り拳ではなくリアルにパーで叩いていることに驚かされた
キングコングの島の現地住民は黒人でなく日焼けメイクの日本人
キングコングが眠った時のダンスが素敵
藤田進のクールな芝居によって高島忠夫のコミカルな芝居が引き立つ
ゴジラでもキング・コングでも感じたことだが怪獣映画ではなぜかタイミング悪く電車がやってくるのは定番
世界からも注目されたようで2人の美女は007シリーズに出演しリアルで気持ち悪い大ダコはフランケンが主人公の別の作品にも登場
日本人なのに日本のゴジラよりアメリカのキングコングの方を応援している自分がいる
キングコングが我々と同じ霊長目だからだろうか
あとやっぱりエンドクレジットよりオープニングクレジットの方が良い
懐古主義ではないが昔に戻して欲しい
特に海外作品はやけに長いわつまらんわ途中退席したくても暗いところを移動するのは嫌だし