「電子の海 魂の在り処 自分という存在」GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
電子の海 魂の在り処 自分という存在
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"GHOST IN THE SHELL" シリーズ第1作。
Ultra HD Blu-rayで5回目の鑑賞。
原作マンガは既読。
何回観てもムズカシイ。高度に情報化された世界では自分と云う存在を定義することすら困難になる。自分はここにいる、しかしそれを確かめる術とは、これまでの記憶や周囲による認識しか無い。それらが全て誰かに植えつけられた幻だったとしたら、じゃあ私は誰なのかってことになっちゃう(笑)。
なんともあやふやな定義の下で生きていたのかと衝撃的でしたが、それをも揺さぶって来る凄腕ハッカー・人形使いの主張―「私は情報の海で発生した生命体だ」。つまり、全ての鍵を握るのは情報と云うことなのかなぁ…?
哲学的なやり取りがあったり、何かの引用があったり、押井守監督らしい演出が散りばめられていて、結局本当のところはと云うと難しくて分かりませんが、己自身を確かに持っておけば揺らがないよ、みたいなことかしら?(笑)。
[以降の鑑賞記録]
2020/10/13:Ultra HD Blu-ray
※修正(2024/06/22)
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